春に飲食店が集客するためにやるべきコト

あなたの飲食店では春はどのような販促を行っていますか?

春は、卒業式・入学式・送別会・歓迎会などでの宴会需要など、とにかく『人の移動』が多い時期です。飲食店にとっては宴会での売上アップだけでなく、新しいお客様を獲得してリピーターになってもらうチャンスでもありますので、春は集客に力を入れたいところです。
そのために飲食店がどのようなコトをすべきか?というのをこの記事で解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

春はインターネット集客の強化を

冒頭でもお伝えしたように春は『人の移動』が多くなりますので、新しい土地で飲食店を探す人も増えます。いま新しい土地で飲食店を探す人はインターネット検索を利用する人が多いです。
ですのでインターネット集客を強化しておくようにしましょう。

 


Googleビジネスアカウントの整備

いまインターネットで飲食店を検索すると、店舗情報がGoogleマップなどの地図上に表示されて出てくるようになってきています。

Googleマップに飲食店情報を登録できる無料サービスはGoogleビジネスアカウント(旧名称:Googleマイビジネス)というもので、すでに利用している飲食店も多いです。そしてより多くの検索ユーザーに見つけてもらうように工夫することをMEO対策とかローカルSEOと呼びます。こうしたMEO対策にコストをかけて専門の外部業者に運用を委託している企業も出てくるほど飲食店集客には重要なものとなってきています。

コストをかけるかどうかは各飲食店の経営判断となりますが、とにかく無料で出来る範囲でかまいませんのでGoogleビジネスアカウントに掲載している貴店の情報をしっかりと整備しておくようにしましょう。次章からは春の集客のためにとりあえずやっておいた方が良い施策を紹介します。

 


登録情報を見直す

Googleビジネスアカウントで集客するには、登録した情報を充実させることが大事になります。

意外と多いのが「とりあえず登録しておいたけど放置している」という方です。その他にも「しばらく放置している」という状態の方も、春の集客のために登録情報をもう一度見直しておくことをオススメします。

検索ユーザーがGoogleで飲食店を探した結果での上位表示を決定する要素の1つに「キーワードとの関連性」というものがあります。登録情報が少ないとキーワードに関連する情報も少なくなりますので、集客力は下がってしまいます。
ですので、基本的な店名・住所・電話番号しか登録していない状態の飲食店と、しっかりと店舗説明などを記載して利用者からの口コミにも返信しているような飲食店を比較した場合、後者の方が集客力の高いGoogleビジネスアカウントとなります。

Googleビジネスアカウントの基本的な登録方法や運用については下記の記事で詳しく解説しています。貴店のアカウントの情報量を豊富にして集客力をUPさせるヒントとしてぜひご覧ください。

飲食店集客に役立つGoogleビジネスプロフィール(MEO対策・ローカルSEO)徹底講座

 

以下からは上記の記事で紹介していない対策をお伝えします。


NAPを見直す

NAPとは「Name、Address、Phone」のそれぞれの頭文字を取った略称で、そのままの意味で「企業名、住所、電話番号」のことです。

Googleビジネスアカウントの集客力をUPするには、インターネット上に掲載している貴店のNAPの表記を全て統一させておいた方が良いです。NAPが違う表記になっているとGoogleの検索順位を決定しているAIロボットが別の飲食店と認識してしまい集客力が下がってしまう可能性が高いです。

Googleビジネスアカウントで表記されている住所 → 平河町1-8-9 半蔵門KDビル4F
ホームページで表記されている住所 → 平河町一丁目8-9 半蔵門KDビル4F
SNSで表記されている住所 → 平河町1-8-9-4F

上記のような感じで違う表記になってしまっている飲食店も意外と多いので、この機会に貴店でもチェックしておくことをオススメします。

特に以下のような点が違う表記になってしまっている場合が多いので注意しましょう。

NAP注意点✓ 株式会社の表記 (例→)アクティブ・メディア(株)、アクティブ・メディア株式会社など
✓ 店舗名の表記 (例→)同一店舗なのに渋谷店、渋谷東口駅前店と表記が異なるなど
✓ 英字 (例→)Active Media、ACTIVE MEDIA、Active Mediaなど
✓ 住所 (例→)1-8-9、一丁目8番地9号など
✓ 階数 (例→)4階、4Fなど
✓ 電話番号 (例→)0120-321、0120321などハイフンの有無

 


公式ホームページのSEO強化

もしも貴店が公式ホームページを持っているのであれば、そのホームページのSEO対策を強化してGoogleビジネスアカウントに紐づけることで、相乗効果により集客力がアップします。

検索

✓ 貴店の公式ホームページのタイトルや各種タグは適切か?
✓ 表示速度は遅くないか?
✓ スマホ対応されているか?
✓ 魅力的なディスクリプションになっているか?
✓ Googleマップの共有リンクがあるか?
✓ Googleビジネスアカウントの地図情報があるか?

などの部分をこの機会にチェックするようにしましょう。

 


写真を春のものにする

Googleビジネスアカウントに春に沿った新しい写真をアップロードするようにしましょう。

飲食店は写真をアップロードすることによって、検索ユーザーにお店の雰囲気なども分かりやすく伝えることができるだけでなく、貴店のGoogleビジネスアカウントを他の飲食店と差別化させる効果も期待できるため集客力がUPします。(Google公式のガイドラインに記載されています)

ただし写真が古いもの、例えば春なのに昨年のハロウィンの写真がたくさん出てくるような状態だと「あれ?この店ってやってるのかな?」と検索ユーザーに不安を与えてしまう可能性もあります。そのため春の季節の沿った写真をアップロードして情報を最新の状態に保つようにしておきましょう。

 


春のキャンペーン情報を投稿する

Googleビジネスアカウントには最新情報を発信できる投稿機能があります。

こちらに春のキャンペーン情報などを写真付きで投稿するようにしましょう。

投稿例・春の〇〇キャンペーン
・歓送迎会プランあります
・卒業入学の祝いに
・お一人様歓迎
・春のテイクアウトあります etc.

また、検索ユーザーが入力しそうなキーワードを投稿内容に記載しておくことで、Googleに関連情報とみなされて集客力がアップする可能性が高まります。そのため普段からも頻繁に活用することをオススメします。

SNSと違って頻繁に投稿しなくても良いので運用は楽ですが、それでも「投稿する余裕がない・・・」という方は、各季節に何種類か投稿内容を考えておいてルーティーンさせるのが良いかもしれません。

ルーティーン例3月第1週 → 春の〇〇キャンペーン
3月第2週 → 歓送迎会プランあります
3月第3週 → 卒業入学の祝いに
3月第4週 → お一人様歓迎
4月第1週 → 春のテイクアウトあります
4月第2週 → 春の〇〇キャンペーン
4月第3週 → 歓送迎会プランあります etc.

ちなみに、ご参考までにお伝えしますと2022年1月時点では同じ内容を繰り返し投稿してもOKだと考えられています。

Googleビジネスプロフィールヘルプのコミュニティに以下の質問がありました。
「投稿内容の重複は問題ないのでしょうか?例えば、月曜〜日曜まで異なる内容で投稿し、翌週はまた同じ内容で投稿する。毎週月曜日はこの投稿、火曜日はこの投稿……と繰り返していくのは効果はありますか?」

こちらに以下の回答がありました。
「ビジネスプロフィールの投稿機能を用いた同一内容の繰り返し投稿は問題ありません。例えば、飲食店の曜日固定の日替わりメニューだと、繰り返し投稿であっても月曜日は月曜日のメニューが最新情報に表示された方が目に入りやすくユーザーの利便性向上に繋がる、という効果が期待できます。」

※引用:Google マイビジネス ヘルプ コミュニティ:投稿内容の重複について

以上、春に飲食店が集客するためにやっておくべきインターネット対策についてお伝えしました。
無料で出来る内容ですので是非やってみてください。

 

春のランチメニュー

それでは本章からは集客力を高めるための戦略についてのお話となります。

まずは春のランチメニューなどを企画して宣伝に力を入れることです。

繰り返しお伝えしますが、春は人の移動が多くなります。
新しい土地で飲食店を探す人が増えますので「まずはお試し」という形でランチで新規のお客様を呼び込み、ディナーに繋げる戦略です。

春のランチ戦略のポイントとしては「お一人様も大歓迎」などをしっかりとアピールすると良いでしょう。
慣れない新しい土地にやってきて最初はお一人で食事をされる方も増えてくることが予想されます。そうした方にも「安心してご利用いただけるお店ですよ」と店頭POPを掲示するなどして伝えましましょう。

また、近年ではコンビニのお弁当のクオリティが高くなってきたことなどもあり中食が強いエリアでは飲食店のワンコインランチ戦略などは厳しいでしょう。
そのため『飲食店で食事をする価値』を感じてもらえるように多少金額が高くなったとしてもハイクオリティなランチメニューにするなどの工夫が必要になります。

春のランチメニュー

そして、ランチのお客様をディナーに繋げる方法として、店内のテーブル上にディナーのメニューブックをわざと置いておいたり、ポスターなどを壁面に春のディナーメニューを掲示するなどの施策もオススメです。
お客様は料理が出てくるのを待つ間、時間つぶしに目を通す可能性がありますので、そこでディナーに関心を持ってもらえるかもしれません。

 

春のテイクアウトメニュー

次にオススメなのが春のテイクアウトメニューを企画して宣伝に力を入れることです。

「お弁当をオフィスや自宅でゆっくり食べたい」と考えるお客様もいらっしゃいますので「持ち帰りできます!」のPOPやのぼりなどを店頭に掲示しておきましょう。(もちろんGoogleビジネスアカウントでの情報発信も忘れずに)

のぼり

こちらも春のメニューとして価値のある内容にすれば、家族や知人へのお土産としてお弁当を買ってくれることも期待できます。「昼のお弁当の味が良かったので夜も行ってみよう」と信頼からディナー集客へ繋げることも期待できます。

 

歓送迎会などの宴会プランを企画する

次は定番の施策ですが、歓送迎会の宴会プランや卒業入学祝いコースメニューなどのプランを企画して宣伝に力を入れることです。

飲食店の集客法10選【2019年 最新版】

大人数の宴会が多い年末年始と比較すると、歓送迎会・卒業入学祝いなどの集まりは少人数の宴会になる傾向にあります。
ただ、年末年始の宴会は景気の状況によって浮き沈みは大きくなりコロナ禍の現在では中止・キャンセルになったり小規模になったり変化が激しい。その一方で、春先のニーズは「仲の良い人同士」、「お世話になった人の送別会」、「新しく入ってきた人を歓迎する会」など人間関係がベースになるので景気に関わらず開催されるケースが多いです。

以上のような春の宴会の特性を活かして宴会プランを企画するようにしましょう。

 

リピーターになってもらう仕掛けを用意する

さて、ここまで春の施策として「インターネット集客」「春のランチメニュー」「春のテイクアウトメニュー」「歓送迎会プラン・卒業入学お祝いコース」などに力を入れることをオススメしました。
ここで新規のお客様をつかんでゴールデンウィークやそれ以降にも再来店してもらえるような仕掛けを準備しておくことが最も重要です。

再来店の仕掛けとしても有効なのがポイントカード販促。そして、ポイントカード販促で最も効果的なのがスマホアプリによるポイントカード販促です。

ポイントカード販促だけに限らず、再来クーポンなどの販促ツールはお客様の方で保管・携帯してもらうことが大事です。
紙やリライト式のポイントカードのポイントカードや「割引券つきのチラシ」のようなツールの場合は、結局捨てられたり、無くされたりする可能性が高くなります。
その点スマホアプリであればお客様は常に携帯してもらえるのでポイントカードなどのリピート販促ツールの役割を十分に活かすことができます。

特に私たちが提供する飲食店公式アプリ作成サービス|レストラン★スターのアプリならお客様がアプリ会員になるのがカンタンです。お客様にも現場スタッフにも作業負担をかけずにアプリ会員を集めることができます。

そして、レストラン★スターアプリが持つポイントカード機能なら、飲食店を利用すればするほどポイント還元率がアップするような販促も可能です。そのためお客様にポイントサービスをより楽しんでもらうことができます。

さらに、レストラン★スターアプリが持つクーポン機能なら、年齢・性別・来店回数などに合わせた内容のクーポンを発行できたり、クジ引きができる楽しいクーポンも発行できます。

また、それ以外にもテイクアウトのモバイルオーダー機能、サブスク(定額制)サービスを販売する機能など多様な販促サービスを実装できます。

アプリ販促の具体例✓アプリのモバイルオーダー機能
→コロナ禍で来店してもらいづらい状況になったとしてもテイクアウトでお店の味を楽しんでいただけます。


✓アプリのサブスク機能
→お酒をおかわりして飲んでいるお客様がいた場合、スタッフが「飲み放題のサブスクがあります。次回はその方がお得ですよ。」とアドバイスするなどの販促ができます。もしサブスク会員になってもらえた場合は再来店を確実にするだけでなく、お仲間を誘ってくれる期待も膨らみます。

以上のように、新規集客のチャンスである春にお客様をつかんだら、その後も末永くご来店してくれるようにする仕掛けが重要です。そのためには一番オススメなのがポイント会員アプリです。

「アプリ販促に関心がある」「その他の販促事例も知りたい」などお考えであれば資料をダウンロードしていただくか、お気軽にお問合せください。飲食店に完全特化したサービスを提供する私たちが具体策をご提案いたします。

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それではこの記事は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。

 

この記事を書いた人
アクティブ・メディア株式会社 飲食店サポート事務局
店舗公式アプリ作成サービスを通じて飲食店の顧客台帳経営と販促をサポート。 その内容が「Withコロナ時代の即戦力アプリ」、「最も飲食店経営に寄り添ったサービス」として農水省後援の外食産業貢献賞を受賞する等、飲食業界や公的機関から高く評価。 このコラムでは3,000店以上のサポート実績から得た独自ノウハウや事例を公開する等、飲食店経営に役立つ情報を発信している。