飲食店で投げ銭システムを成功させるには?メリット・デメリット・成功事例を紹介
ライブ配信サービスなどで実施されている「投げ銭」ですが、幅広い層に受け入れらてており今ではかなり一般的になってきています。様々な企業が事業化・収益化を目指すようにもなり、私たちの飲食業界も例外ではありません。
「飲食店で投げ銭?どうやって?」と思われる方もいると思いますので、この記事では投げ銭の概要から飲食店での投げ銭のメリット・デメリット、私たちの成功事例などを紹介して『飲食店での投げ銭』について詳しく解説します。
目次
投げ銭とは
一般的に『投げ銭』とは、アーティストやクリエイターなどのオンラインライブ配信者にインターネット上のギフトを通じて応援する行為を指します。
「この人をもっと応援したい!」とか「素晴らしい体験をさせてくれてありがとう!」とファンからの個人的なチップとしての意味合いもあります。そのため現在では有料のチケットやグッズなどの購入と並んでライブ配信者の大きな収入源となっています。
投げ銭の歴史
昔はお金を紙に「ひとひねり」して包んで大道芸人などに投げていたことから「おひねり」とも呼ばれていました。
インターネットが普及する前の頃にもストリートパフォーマンスをする人に対して、そのパフォーマンスの素晴らしさを称える意味で小銭を投げており、この行為を「投げ銭」と呼んでいました。
そして、インターネットが普及した今では動画配信サイトなどを通じて個人でライブ配信ができるようになり、投げ銭がインターネット上で行われるようになりました。
今も昔も変わらず、投げ銭をする側は感謝や称賛の気持ちを伝えることができて、投げ銭を受け取る側は資金となりモチベーションがUPして、より良いサービスを提供できるようになるという仕組みです。
投げ銭のシステムは2種類に大別
投げ銭のシステムは以下の2種類に大きく分けられます。
都度課金型:投げ銭をしたいタイミングでクレジットカードなどでお金を支払って投げ銭をすることです。
チャージ課金型:あらかじめ一定の金額分のポイントなどを購入しておき、投げ銭をしたいタイミングでアイテムやギフトを購入するシステムです。
投げ銭の市場規模は年々拡大
投げ銭の市場規模は年々大きくなってきています。
Fintertech株式会社さんが実施した「投げ銭市場調査」によると、2021年の時点で実際の市場規模は367億円となり、日本国内の潜在的な市場規模を含めると約3,106億円と実際の市場規模の10倍にもなると言われています。
投げ銭は将来性の高いビジネスモデルとして、エンターテインメント系の企業を中心に収益化・事業化を目指す企業が増えてきています。
例えば、コロナ禍で大打撃を受けた業界の一つであるスポーツ業界では、『スポーツ・ギフティング』という投げ銭の仕組みがあります。スポーツ・ギフティングという投げ銭の仕組みは、コロナ禍によって収益が大きく落ち込んでしまったスポーツ団体や選手を応援するためにファンがポイントを購入して、その購入ポイントに応じた限定グッズやイベントに参加できるなどといったものです。スポーツ・ギフティングは投げ銭を単なる収入源とするのではなく、スポーツ業界とファンがコミュニケーションを取れる場として活用されている素晴らしい仕組みです。
いま投げ銭は幅広い年齢層に普及
また、同社の「投げ銭サービスに関する調査」によると、全体の43%が『特定のクリエイターやアーティストを熱烈に応援している、もしくはしていた経験がある』と回答しています。10~20代の若年層が特に多いようです。
男性全体 :44%
15~19歳の男性:64%
20代の男性 :50%
30代の男性 :43%
40代の男性 :42%
50代の男性 :43%
60歳以上の男性:41%
女性全体 :43%
15~19歳の女性:72%
20代の女性 :57%
30代の女性 :42%
40代の女性 :41%
50代の女性 :44%
60歳以上の女性:35%
さらに、熱心なファンのうち60%が「投げ銭を利用したい(条件次第で利用したいを含む)」と回答しています。
投げ銭の利用意向が高いのは、男女共通して若年層が利用意向が特に高いようですが50代以上も54%もいるなど全体を通して高く、投げ銭が幅広い層に普及されているのが分かります。
全体 → 利用したい:11% 条件次第で利用したい:48% 利用したくない:41%
男性全体 → 利用したい:11% 条件次第で利用したい:47%
女性全体 → 利用したい:11% 条件次第で利用したい:48%
15~20代の男女 → 利用したい:21% 条件次第で利用したい:50%
30~40代の男女 → 利用したい:12% 条件次第で利用したい:51%
50代以上の男女 → 利用したい:7% 条件次第で利用したい:47%
【データの引用元】
調査会社:Fintertech株式会社
調査内容:投げ銭サービスに関する調査概要
調査期間:2021年11月2日〜2021年11月8日
対象 :全国の15歳~79歳までの男女10,795名(男性:5,277名 女性:5,518名)
方法 :インターネット調査
投げ銭が広がる背景
日本国内で投げ銭が広がっている背景には、コロナ禍による影響と『推し活』と言われる文化があります。
コロナ禍による影響は言わずもがな、エンターテインメント業界を中心に多くの企業が大打撃を受けた中で何とか収益を上げようと試行錯誤した結果として広まりました。
そして『推し活』という芸能人やアイドル、アーティスト、漫画・アニメの登場人物など特定の存在を応援する活動が大きく影響しています。ちなみに『推し活』という言葉は2021年の新語・流行語大賞にもノミネートされました。
スタッフに投げ銭ができる飲食店アプリ『レストラン★スター』
市場規模は拡大し続け幅広い年齢層に受け入れられている投げ銭は様々な業種で取り入れられ始めました。
もちろん飲食業界も同様です。
私たちが提供する飲食店公式アプリ作成サービス『レストラン★スター』(以下、レストランスターアプリ)には、業界初となるスタッフに投げ銭ができる機能を有しています。
アプリの投げ銭機能とは『お客様がポイント会員アプリを通じてスタッフにチップを贈ることができる』といったもので、以下のような運用の流れとなります。
1.ポイントを貯める
レストランスターアプリは、店舗を利用する毎にお得なポイントが貯まる機能があり、さらにはアプリ会員様が保有するポイントを投げ銭として店舗スタッフに贈る機能があります。
投げ銭できるポイントは主に以下の3つのパターンで獲得できます。
①来店時
例:お店をご利用する毎にポイントを獲得できます。
②アンケートに回答時
例:ご来店の翌日にアプリ内にPUSH配信されるアンケートにご回答いただくことでポイントを獲得できます。
③アプリで購入
例:アプリでポイント購入も可能です。
↓
2.投げ銭用のポイントを送る
お店の公式アプリの「スタッフに投げ銭」より、店舗を選択して、投げ銭を贈りたいスタッフを選択して、保有するポイントの中から任意のポイント数を付与することができます。
↓
3.投げ銭を贈ると・・・
投げ銭を獲得したスタッフは、各自の端末から「誰から何ポイントもらったか?」を確認することができます。
直ぐに確認できる事が更にモチベーションをUPさせます。
投げ銭アプリの活用事例
本章では、レストランスターアプリの投げ銭機能の活用事例として株式会社クリエイティブプレイス様を紹介いたします。
日本酒原価酒蔵は「日本酒って楽しいを世界へ」を理念として開店した”日本酒を原価で提供している居酒屋”です。2016年OPENから20店舗まで展開。高級寿司業態は直営店を2店舗、ライセンス契約を4店舗運営しています。
その他に「リピつく」という飲食店向けCRMツール事業をされています。この「リピつく」は私たちアクティブ・メディア(レストランスター)との共同事業でリピーター様集客を最大化させるCRMアプリ事業です。私たちアクテイブ・メディア(レストラン★スター)はアプリ開発をメインに行い、クリエイティブプレイス様が営業からカスタマーサクセスまでをメインに行います。
「リピつく」サービスをご希望の飲食店舗様にはアプリ導入後にクリエイティブプレイス飲食事業での以下の実績を基に運用サポートまでしっかりと行います。
・2年で23万人のアプリ会員を獲得
・月100件以上のアンケートを獲得
・導入1年後、既存店昨年比120%の売上増
顧客情報蓄積、アンケート獲得、お客様への再認知施策で、お客様のLTV(顧客生涯価値)を飛躍的にドライブさせる事ができます。
※共同事業については詳しくはこちら
クリエイティブプレイス様では日本酒原価酒蔵様で実際に投げ銭された実績を公開されていますので紹介します。
第一回投げ銭ランキングの実績
実施期間:2021年10月〜2022年1月
【スタッフランキング】
【店舗ランキング】
第二回投げ銭ランキングの実績
実施期間:2022年2月〜2022年3月
【スタッフランキング】
【店舗ランキング】
日本酒原価酒蔵様での投げ銭イベントは、600名以上のアプリ会員様にご参加いただき累計で130万以上のポイントを投げ銭していただけました。
投げ銭のポイントはスタッフに還元される仕組みになっており、スタッフさんの投げ銭獲得ランキングを見ると1位の方はなんと14万ポイント以上の投げ銭を獲得されています!これは絶対にモチベーション上がりますよね!
ちなみに投げ銭はホールのスタッフさんが中心となるイベントですので、参加し辛いキッチンのスタッフさんが「不公平だ…」と感じないように、アプリ会員へのQSCアンケートデータも評価に反映させるなど、同社では多くの工夫が施されています。
このような素晴らしい企画を実施した背景についてもクリエイティブプレイス様がコメントされていらしたので以下で紹介します。
↓
【投げ銭企画を実施した背景】
飲食店は、1人の従業員ホスピタリティで目の前のお客様を感動させる事ができる、本当に素晴らしい仕事です。一人の従業員の力でお客様がリピートし、売上に大きな影響を及ぼす程です。これは我々が実際に日本酒原価酒蔵を運営し、痛いほど実感しています。
ですが、今の日本の飲食店は、頑張って良い接客をしても、ある程度決められた時給の中で働くしかありません。
当然、お客様から「ありがとう!」や「また来るね!」という言葉、働いている仲間から褒められれば、精神的報酬は満たされます。それは幸せな事ですが、精神的報酬に比例して、経済的報酬も得る事ができればどんなに嬉しい事か。と考えたのが、この投げ銭機能開発に至った最も大きな背景です。欧米諸国ではチップ文化が存在し、年収1,000万円を超えるサービスマンも多々存在していますが、日本にはまだその文化がありません。
このポイント投げ銭機能をきっかけに、飲食店で働く人がより楽しく、より元気に働ける未来を描ける第一歩として、貢献できればと考えております。
※出典:株式会社クリエイティブプレイス様のプレスリリースより
その他にも数多くの成功事例を紹介できます。
日本酒原価酒蔵 様では今回紹介した事例だけでなく以下のような成功事例もお持ちです。
◎ 半年以上来店がないお客様へ1000円OFFクーポンを配信して289名を集客することに成功!約250万円の売上に!
◎ 特別イベントの告知をして54名を集客することに成功!売上概算75.6万円!
◎ クラウドファンディング告知して、約1100名の方に支援していただき約830万円を調達!(3回実施した合計調達金額) etc.
さらに詳しく知りたい!という方は資料をダウンロードしていただくか、お気軽にお問合せください。
お問合せ後はクリエイティブプレイス様のご担当者様(リピつくスタッフ)から成功事例を直接紹介することもできます。この機会に是非ご相談ください。
以上、日本酒原価酒蔵 様の事例を紹介しました。
投げ銭のメリット
それでは次に、飲食店で投げ銭制度を導入すると飲食店側とお客様側にどのようなメリットがあるのか解説いたします。
投げ銭を受け取る飲食店側のメリット
・スタッフにとって給与以外の新しい収入源になる
・お客様からの直接の報酬となるのでモチベーションがUPしサービス力の向上につながる
・お客様とのコミュニケーションが増える
投げ銭を贈るお客様側のメリット
・スタッフに感謝や応援する気持ちを直接伝えることができる
・スタッフとのコミュニケーションが増える
以上のように、頑張っているスタッフなどに対して感謝や応援の気持ちを込めて投げ銭という形で支援すれば、受け取る側にも「もっと素晴らしいサービスをお客様のために!」というプロ意識が生まれます。その結果、唯一無二の素晴らしい雰囲気やサービスが生まれたり、ファンが増えて大きな企業に成長するなどに結びつくこともあります。
投げ銭システムは飲食店側とお客様側の双方にメリットがあります。
投げ銭のデメリット
一方で飲食店に投げ銭システムを導入することにデメリットもあります。
投げ銭文化に嫌悪感を持つ人もいる
先述したように投げ銭という文化は日本に浸透してきていますが、中には「投げ銭は気持ち悪い」や「お金儲け」と感じて嫌悪感を持つ人もいます。
そのため、飲食店側も投げ銭を過度に煽らないように注意する必要があります。
法律や税金の面で注意が必要
投げ銭システムを飲食店で導入するにあたって、『資金決済法に抵触しないようにすること』と『投げ銭にかかる税金』などを考慮したルールを制定し、組織全体に周知していく必要があります。
不公平感が生まれる可能性がある
飲食店で投げ銭システムを導入した場合は、投げ銭を得られるのはホールで働くスタッフ中心になりがちです。キッチンで働くスタッフに不公平感を持たれないようにする工夫が必要です。
まとめ「飲食店で投げ銭を導入するなら導入実績が豊富な企業へ相談しましょう」
投げ銭の市場規模は拡大し続け幅広い年齢層に受け入れられており、飲食業界でも普及し始めています。
投げ銭はお客様と飲食店の双方にメリットのある素晴らしい文化です。
しかし、上手く導入しないとお客様に嫌悪感を持たれたり、スタッフに不公平感を持たれてしまう可能性もあります。また、法律や税金の面でも注意が必要です。
そのため、飲食店で投げ銭システムを導入するのであれば導入実績が豊富な企業に相談することが成功の近道です。
私たちが提供するレストランスターアプリは業界で初めて投げ銭機能を実装させた画期的なアプリです。
そして、アプリを導入して「あとはご自由にお使いください」という売り切りのサービスではなく、アプリのダウンロード数増加や販促代行など運用まで徹底サポートしています。
例えば、投げ銭のルールもアプリを通じてお客様に周知させることができますので、お客様も「お店のサービスに満足したけど投げ銭を贈って良いか分からない…」ということは起こりません。
そして、お店へのアンケートとも連動するため「感謝の気持ち」を具体的に伝えつつ投げ銭を贈ることができますので、スタッフのモチベーションも大きく向上します。
飲食店は投げ銭によるスタッフのモチベーションUPだけでなく「どのスタッフがどれくらい投げ銭をもらっているか」のデータや、お客様のアンケートデータも得ることができるため、よりお客様に喜ばれるサービスが提供できるように改善し続ける仕組みも手に入れることができます。
さらに、投げ銭はホールスタッフの評価に繋がりやすいですが、それだけだと不公平感が出てしまう可能性もあります。そのならないように投げ銭以外にキッチンスタッフ向けの評価方法もアンケートデータを活用することで併走できますので不公平感も起きないように工夫可能です。
また、現金を投げ銭として支払うのではなくお客様がアプリに保有するポイントを投げ銭として贈る運用なので、投げ銭システムをソフトな形で導入可能です。
私たちはアプリの開発と運用サポート実績は3,000店以上の実績があり、他社と比較して圧倒的な実践経験を持っております。
数多くの独自ノウハウを保有しておりますので、詳しい運用方法を知りたい!という方はお気軽にご相談ください。
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販促事例の資料:アプリのQSCアンケートを活用した販促
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