飲食店の新型コロナウィルス対策で今すべきこと
日に日に感染が拡大しつつある、新型コロナウイルス。
貴方の経営する飲食店では、どのように対策されていらっしゃいますか?
飲食店は料理を提供すると共に、お客様と接触する機会の多い接客業でもありますので、かなり影響が出ていて色々とお困りだと思います。
そして、何よりお客様は不安でいっぱいで外出を控えている方も多く、ストレスを抱えている方も少ないのではないでしょうか?
「そんな、お客様の気晴らしに少しでもなれば・・・」と美味しい料理と楽しい時間を提供したい!と頑張っていらっしゃる飲食店様も多々お見受けします。
私たちのクライアントの飲食店様の事例も交えながら『飲食店の新型コロナウィルス対策で今すべきこと』を題材に詳しくお伝えします。
<この記事の目次>
1.新型コロナウィルスの飲食店への影響は?
1-1.外国人観光客
1-2.日本人の飲食店利用
1-3.ブッフェスタイルの飲食店
1-4.歓送迎会などの団体客
1-5.記念日利用
1-6.飲食店のスタッフ
1-7.飲食店本部の決算
1-8.政府発表に影響するメディア
7.新型コロナウィルス対策を徹底する
7-1.手指消毒とマスク着用
7-2.正しい情報を共有
7-3.テーブルの衛生管理の徹底
7-4.キャッシュレス
8.コロナ対策をしている情報を発信する
8-1.Googleマイビジネスで発信
8-2.公式サイト・SNSで発信
8-3.アプリメッセージで発信
8-4.情報発信事例「esエンターテイメント」様
8-5.情報発信事例「ステーキのあさくま」様
目次
1.新型コロナウィルスの飲食店への影響は?
新型コロナウィルスの飲食店への影響は非常に大きくなっています。
日本全国の飲食店147企業を対象に行った「新型コロナウィルス発生後に売上に影響はありましたか?」という調査によると
・大きな影響が出ている…31%
・多少の影響が出ている…20%
・今はないが、今後影響が出そう…20%
・影響はないし、今後もなさそう…16.4%
・不明…12.6%
と、全体の71%が影響が出ている、もしくは影響が出そうだ、と回答しています。
※クックビズ調べ
具体的にどのような影響が出ているのか?
本章で詳しくお伝えします。
1-1.外国人観光客
まず飲食店に一番の影響を実感を与えているのが外国人観光客の減少でしょう。
先述と同様の調査によると「外国人観光客が減少した」と回答した飲食店は全体の半数以上もあります。
Q:外国人の来店数に変化はありましたか?
・減少した…50.3%
・変化はない…20.6%
・外国人の客がそもそもいない…19.3%
・不明…9.8%
※クックビズ調べ
銀座、渋谷、新宿など飲食店がひしめくエリアは観光客も多いエリアだと言えます。
海外からの顧客、特に中国人顧客が多くの割合を占めるようになっていた飲食店も少なくないでしょう。
そのような飲食店にとっては外国人観光客の減少は大打撃となります。
1-2.日本人の飲食店利用
そして、減少しているのは外国人観光客だけではなく、日本人の飲食店利用も減少しているようです。
先述と同様の調査によると「日本人の来店数が減少した」と回答した飲食店は40.7%とこちらも少なくありません。
Q:日本人の来店数に変化はありましたか?
・減少した…40.7%
・変化はない…47.6%
・不明…11.7%
※クックビズ調べ
狭い室内に注意が必要とされているので、店舗数の多い大衆的な飲食店やカフェ、ファストフードなどで来店数が減っています。
そして、こうした飲食店は予約をしていない飛び込み客が多いため、新型コロナウィルスの影響で多くの人が外出を控えているという状況は大打撃となるでしょう。
こうした日本人の来店数が減少傾向にある原因について次から詳しくお伝えします。
1-3.ブッフェスタイルの飲食店
まずは新型コロナウィルスはブッフェスタイルの飲食店に大きな影響を与えています。
2020年3月1日に安倍首相が具体的に名指ししてアナウンスしたことで急激に変化しました。
それからは、ブッフェスタイルの飲食店はブッフェやサラダバーなどを取りやめるところが増えています。
ブッフェスタイルの飲食店は、利用客が自分で料理を取りに行くというスタイルから、人件費を削減し、その分を食材費に回すというビジネスモデルなため、これを急に変えなければいけない…となると人材確保の面から見ても、かなり厳しいでしょう。
1-4.歓送迎会などの団体客
そして、次に新型コロナウィルスが飲食店に大きな影響を与えるとなると団体客の減少でしょう。
一般的に飲食店は3月~4月は歓送迎会などの利用者が増えて繁忙期になります。
そんな時期に「人が集まるイベント」がドンドン中止になっているため歓送迎会を自粛する利用者も多くなります。
2020年2月17日…天皇誕生日の一般参賀が中止
同日…東京マラソンの一般ランナー参加中止
2020年2月26日…安倍首相が今後2週間は全国的なスポーツや文化イベントを中止・延期・規模縮小を要請
2020年2月27日…全国の小・中学校、高校、特別支援学校は春休みまで臨時休業するように要請
多数の人が集まるのがちょっと…
お祝いをするのがちょっと…
などの理由から歓送迎会からキャンセルされて、例年に比べて極端に少なくなっています。
1-5.記念日利用
お誕生日や結婚記念日、接待などによく利用される平均客単価の高い高級飲食店にも、新型コロナウィルスは大きな影響を与えています。
こうした平均客単価の高い高級飲食店は、気軽に普段使いできるお店ではありません。
ある程度の気持ちの準備が必要になりますので「新型コロナウィルスが心配…」という不安な精神状態では記念日利用の気持ちが盛り上がらなかったり、世間への後ろめたさがあったりして延期される傾向にあります。
また、高級飲食店は接待利用者も多いですが、今は企業自体が接待で飲食店を利用することを禁止していることも多いため、かなりの影響を与えています。
1-6.飲食店のスタッフ
新型コロナウィルスで客数が減少していることは飲食店で働くスタッフにも大きな影響を与えています。
まず、飲食店に客数が減少しているわけですから、当然シフトも減らせることが多いでしょう。
そうなるとその分だけ収入が減ってしまいます。
さらに、働いている最中も新型コロナウィルス対策で衛生面でやることが増えたり、不特定多数の人に会うため「感染してしまうのでは…」という心理的不安も出てきます。
1-7.飲食店本部の決算
そして、不安なのは飲食店スタッフだけではありません。
飲食店を経営する企業本部も不安を感じています。
法人化している外食企業は事業年度が4月~翌年3月というのが一般的です。
ということは3月の今はちょうど決算発表に向けて準備しているところでしょう。
決算発表だけでも大変だというのに、新型コロナウィルスがいつ収束するのか判断できず、その影響で「どくらいの着地になるのか?」という予想がしずらくなります。
1-8.政府発表に影響するメディア
飲食店はテレビや雑誌などのメディアにも大きく影響を受けます。
そのため、安倍首相から自粛要請が出ている状況では宴会など室内で人が集まる飲食店の紹介をメディアは控えがちになります。
飲食店を利用した気持ちも生まれにくくなるため、少なからず打撃を与えることでしょう。
以上のように、新型コロナウィルスは飲食店に多くの影響を与え、飲食業界全体を疲弊させています。
しかし、そんな中でも「お客様に安心して喜んでもらいたい!」「癒しの場を提供したい!」と努力している飲食店も多く見かけます。
そんな素晴らしい飲食店の施策を次章から紹介させていただきます。
2.デリバリーを強化
新型コロナウィルスの影響で外出する人が減っています。
そのため、家にこもって自炊する人が増えています。
自炊することが出来ない人の助けになるのがデリバリーです。
本格的な料理を家まで届けてくれるのは、とても助かるでしょう。
3.テイクアウトの強化
また、前章と同様の理由から、テイクアウトの需要も増えています。
実は自宅で食事する人が増えたことによってスーパーではカップ麺やレトルト食品などの売上が増加傾向にあるようです。
本格的な料理がテイクアウトできて家で楽しめるというのは消費者にとって非常にありがたいでしょう。
デリバリーとテイクアウトで伸びている飲食企業も
しかし、普段使いされるような低価格の和風・洋風のファストフードは新型コロナウィルスにも負けずに好調だったようです。
参考までに、売上が伸びている外食企業の2020年2月の既存店舗売上高の前年比と前月比を例として紹介します。
ゼンショーホールディングス「すき家」
前年同月比:110.0%
前月比:101.9%
松屋フーズホールディングス「松屋」
前年同月比:115.4%
前月比:106.4%
アークランドサービスホールディングス「かつや」
前年同月比:106.3%
前月比:104.3%
トリドールホールディングス「丸亀製麺」
前年同月比:110.0%
前月比:108.1%
日本KFCホールディングス「ケンタッキーフライドチキン」
前年同月比:112.8%
前月比:108.5%
壱番屋「CoCo壱番屋」
前年同月比:102.5%
前月比:100.3%
モスフードサービス「モスバーガー」
前年同月比:115.9%
前月比:108.7%
日本マクドナルドホールディングス「マクドナルド」
前年同月比:114.7%
前月比:102.6%
あきんどスシロー「スシロー」
前年同月比:112.0%
前月比:107.0%
フードデリバリー「出前館」
前年同月比:118%
前月比:107%
こうしたデータをみると、普段使いされている飲食店がデリバリーやテイクアウト需要によって伸びている傾向にあります。
デリバリーやテイクアウトには軽減税率が適用されることもありますが、新型コロナウィルスの影響も多分にあるでしょう。
ちなみにスシローの伸び率もデリバリーやテイクアウトが大きく貢献しているようです。
ただ、電子マネーのキャンペーンや、閏年だったこと、天皇誕生日で休日が増えたことも見逃せないポイントです。
つまりこれらの企業はデリバリーやテイクアウトなども含めて複合的な施策が功を奏し、新型コロナウィルスに負けずに乗り切っていると考えられます。
一方で居酒屋業界は2020年2月後半から失速したように見えます。
その時期はちょうど一般国民に新型コロナウィルスに対する危機感が広がってきた時期です。
多くの居酒屋チェーン店では「リピート率の高い上位顧客は来てくれているが、3月~4月の宴会はキャンセルが相次いでいる」と、頭を抱えているようです。
こうなるとお店のファンであるリピート率の上位顧客を、如何にたくさん育てていくか?ということは非常に重要であることが分かります。
顧客台帳経営を仕組化しておけば不測の事態にも何とか対処できますからね。
ちなみに私たちは飲食店オリジナルアプリ作成サービス『レストランスター』を通じて顧客台帳経営を仕組化するサポートを行っています。
ご相談は無料で承りますので、もし宜しければお気軽にお問合せください。
4.前売り券を販売する
飲食店を今すぐ利用することはできなくても、新型コロナウィルスが収束し始めたら利用したい!と考える消費者も少なくないでしょう。
そうした人をターゲットに、前売り券を作って販売している飲食店も見受けられます。
(例)5,500円分で使えるチケットを5,000円で販売
5.飲食店のスキルアップ
どうせ営業を自粛しないといけないのであれば…
客数が少ないのであれば…
と飲食店スタッフに接客や料理などの教育を行ったり、マーケティングの勉強をする経営者・店長様も多く見受けられます。
現在、読んでいただいております「レストランスター活用術コラム」でもマーケティングの記事が多数ありますので、是非ご活用いただければ幸いです。
↓ ↓ ↓
顧客満足を科学する!顧客台帳経営のススメ【電子書籍を無料ダウンロード】(↓)
https://res-star.com/archives/column/e-book
6.新型コロナウィルス対策用の補助金
以前よりレストランスター活用術コラムでは、飲食店で活用できる補助金や助成金を紹介してきました。
※飲食店の補助金・助成金のまとめ記事はこちら(↓)
コロナウイルス対策としても以下のような助成金が出ています。
こうした国のサポートも活用していきましょう。
雇用調整助成金
新型コロナウィルスの影響により事業活動の縮小を呼び無くされた飲食店が、一時的なスタッフ休業や教育訓練を実施することによって、スタッフの雇用を維持した場合に助成されます。
※公式サイトはこちら(↓)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/pageL07.html
事業継続緊急対策(テレワーク)助成金
従業員をテレワークに切り替えるための仕組みを整えるための助成金で全額補助が出ます。
※公式サイトはこちら(↓)
https://www.shigotozaidan.or.jp/koyo-kankyo/boshu/kinkyutaisaku.html
7.新型コロナウィルス対策を徹底する
そして、最も大事になるのが飲食店内でしっかりと新型コロナウィルス対策を行うことですよね。
まず、飲食店ではどれくらい新型コロナウィルス対策を実施しており、具体的などのようなことをしているのでしょうか?
先述と同様の調査でも「新型コロナウィルス対策を行っている」と回答した飲食店は73.8%の大多数です。
Q:新型コロナウィルスの感染拡大防止の対策を行っていますか?
・はい…73.8%
・いいえ…26.2%
そして、対策を行っている飲食店は、具体的に以下の対策を行っているそうです。(複数選択可のアンケート調査)
・手洗い、うがいの徹底…88.8%
・消毒液の設置…83.2%
・従業員のマスク着用…63.6%
・店内の衛生管理の強化…60.8%
・感染への注意喚起のためのお知らせ書面の提示…33.6%
・加湿器の設置…21.5%
・その他…2.8%
その他には「スタッフで中国からの帰国した者に、2週間の休むように指示した」「体調不良を訴えるスタッフに、飲食店側で医療費を負担し受診をお願いした」などの声があったようです。
※クックビズ調べ
7-1.手指消毒とマスク着用
飲食店では既に当たり前に徹底されていると思いますが、手洗いが大切になります。
新型コロナウィルス対策にはスタッフの手洗いが特に大切になります。
トイレに入室後、お会計でお金を触った後はもちろん。
洗いたての食器以外のものに触れたら常に手洗いするくらいの感覚が大事です。
そして、マスクの着用です。
「マスクをしての接客はお客様に失礼」というお考えをお持ちの人も少なくないと思いますが、今のような新型コロナウィルスの感染拡大に不安を感じている状況ではマスク着用は顧客に安心感を与えることに繋がるでしょう。
※厚生労働省のHPより(↓)
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/dl/poster25b.pdf
7-2.正しい情報を共有
インターネット上には新型コロナウィルス対策のデマ(というか専門家が作ったのではない信憑性の低い)の記事も少なからず見受けられます。
このレストランスターの活用術コラムでは、厚生労働省やWHO(世界保健機構)、米国CDC(疾病予防管理センター)のガイドラインなどを元に飲食店でやるべき新型コロナウィルス対策をお伝えしています。
それ以外でも、下記のような公式の正しい知識を全てのスタッフで共有しておくようにしましょう。
※厚生労働省「新型コロナウイルスを防ぐには」(↓)
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000599643.pdf
※厚生労働省「新型コロナウイルス感染症について」(↓)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
デマや噂に惑わされずて間違った対策をしないように注意するようにしましょう。
7-3.テーブルの衛生管理の徹底
そして、テーブルの上の衛生管理も大事です。
例えば、とりわけ用の箸やトングを提供し、お客様が直箸にならないように気を使ってあげるなどしてあげましょう。
7-4.キャッシュレス
現金には雑菌だけでなくウィルスが付着している可能性も高いです。
現金しか決済手段をもたない飲食店は、キャッシュレス決済を導入を考える良い機会ではないでしょうか。
もちろん、クレジットカードの暗証番号を入力する端末や、タブレット端末など顧客が触るところには消毒が必要になります。
ただ、現金を毎回消毒するよりは手間が少なくなりますので感染のリスクを軽減させることに繋がるでしょう。
8.コロナ対策をしている情報を発信する
そして、最後に一番大切なことをお伝えします。
それは「新型コロナウィルス対策を正しく理解し、対策を行っています」ということをお客様に伝えることです。
飲食店利用者が減少していることからも分かるように、いま最も怖がっているのは「新型コロナウィルスを伝染される」ことです。
・当店では正しい知識を学んでいます。
・入り口にアルコール消毒スプレー設置し、全ての方に利用のお願い徹底しています。
・体調の悪い方のご入店はお断りしております。
などなど、「伝染されにくい店」だと理解してもらうことが大切です。
そうした取り組みをきちんと店内にポスターを掲示するなどと併せて、インターネット上でも情報発信をしましょう。
ちなみに、私たちの公式ツイッターでは店内掲示用の塗り絵ポスターを配布しています。
もし宜しければご使用ください。
店舗さんがお店で使えるようなPOPを、ぬり絵にしましたワン‼️
おうちで過ごすちびっこ達へのぬり絵と、店舗さんへの応援をつめこんだワン‼️
好きな色で塗って自由に使ってワンね😘#たすけあいツイート#店舗応援 #飲食店応援 #コロナに負けるな
犬と #イラストレーターにできること#ぬり絵 #POP pic.twitter.com/v3OIwV2OSz— サニードッグ@招き犬🐶お店アプリ (@sunnydog_sanipo) March 6, 2020
次項から有効なインターネット上の情報発信手段を紹介します。
8-1.Googleマイビジネスで発信
あなたはGoogleマイビジネスというものをご存知でしょうか?
Googleマイビジネスとは、Googleが無料で提供しているサービスで店舗情報をインターネット検索ユーザーに伝えられるといったものです。
例えば、ユーザーがスマホやパソコンで「近くの居酒屋」と検索すると、その結果にGoogleマップが表示され現在地から近い居酒屋の一覧表が表示されるサービスです。
詳しい活用方法については下記の記事をご覧ください。
飲食店集客に役立つGoogleマイビジネス(MEO対策・ローカルSEO)徹底講座(↓)
こちらに店舗の最新情報を掲載できる機能がありますので、そこで「あなたの飲食店で行っている新型コロナウィルス対策の取り組み」について情報発信をするようにしましょう。
Googleマイビジネスを通じて、あなたの飲食店を発見した人は「場所名+飲食店」で検索した可能性が高いです。
そうした人は、これから利用する飲食店を探している「今すぐ客」ですので絶対に逃してはいけません。
今すぐ客に安心感を与えられるように情報発信をするようにしましょう。
こちらは無料の施策で手間もかかりませんので、今すぐ実施するようにしましょう。
8-2.公式サイト・SNSで発信
次に公式サイトなどで記事にして、具体的にどのような新型コロナウィルス対策を行っているのか?を詳しく読んでもらうのも有効です。
あとは、FacebookやTwitter、InstagramなどのSNSを運営しているのであれば、そちらでも情報発信をするようにしましょう。
SNSはその投稿を見たユーザーが「いいね!」や「リツイート・リポスト」などで行うことで、そのフォロワーにも伝わっていきます。
情報の伝達が早いのでオススメです。
8-3.アプリメッセージで発信
そして、私たちが一番オススメするのが大切な顧客を安心させるようにメッセージを配信することです。
私たちが提供している飲食店オリジナルアプリ作成サービス『レストランスター』にはアプリ会員様にメッセージを配信する機能があります。
アプリをダウンロードしてくれた顧客は「またこの飲食店を利用しよう」と考えてくれている大事な顧客です。
はっきり言って、新規のお客様よりも重要度の高い飲食店にとって大事なお客様と言えるでしょう。
・自炊ばかりで疲れた…
・外出できなくてストレスが溜まっている…
・いつものあの料理が食べたい…
・家族や仲間と楽しく過ごしたい…
など新型コロナウィルスの影響でストレスを感じているアプリ会員様も少なくないはずです。
そんなアプリ会員様に安心して外食を楽しんでもらえるように情報発信をしましょう。
8-4.情報発信事例「esエンターテイメント」様
さて、それでは前項で紹介したアプリ会員様に情報発信をしている私たちのクライアント様の事例を紹介します。
ステーキ&オイスターダイニングやバーを複数店舗運営する「es エンターテイメント」様では急遽デリバリー店舗(下記画像赤枠部分)をつくって、ご自宅でもお料理を楽しんでいただけるように工夫されています。
※esエンターテイメント様のアプリ作成事例はこちら(↓)
そして、お客様に情報配信をして安心してご来店いただけるようにしています。
こちら(↓)は、esエンターテイメント様の情報発信例でYouTubeで動画を作って発信されています。
【お客様を守る為】飲食業の僕らが今最低限やらなければならないウイルス対策(↓)
8-5.情報発信事例「ステーキのあさくま」様
全国で70店舗以上も運営する老舗ステーキハウス「ステーキのあさくま」様では、ステーキと一緒にサラダバーを提供していました。
しかし、お客様の安心・安全を第一に考えてサラダバーの提供を2020年3月9日から再開が妥当だと判断できるまでの間、自粛しています。
その代わりに、全てのステーキ・ハンバーグにライス・サラダ・コーンスープが付いた期間限定のセットを提供し、お客様に喜んでいただけるよう工夫されています。
新型コロナウィルスの感染リスクに不安を持ちながらも、あさくま様のステーキやハンバーグを食べたいと思い、ご来店下さるお客様はたくさんいらっしゃいます。
そんな大切なお客様を思い
「負けてはいられません。この機会に是非、ステーキを食べて元気を付けて下さい。」
「安心して下さい。手洗いをし、水分を摂り、美味しい物を食べて、良い睡眠を取れば元気が出ます。我々一人一人が元気になって、元気な日本を取り戻しましょう。」
と力強いメッセージをアプリ会員様を始め、Web上でも発信し、お客様を元気付けています。
※ステーキのあさくま様のアプリ作成事例はこちら(↓)
いかがでしたでしょうか。
飲食店の経営者として今すぐやるべき事として一番重要なことをまとめますと
①新型コロナウィルス対策を実施すること
②「正しく対策している」という情報をお客様に発信して安心してもらうこと
という2つです。
①については既に貴社でも実施されていると思いますが、②はどうでしょうか?
意外と不安に思っているお客様も少なくないので、公式ホームページ・ブログ・Googleマイビジネス・SNS・メルマガなどで「正しく対策をしている」という情報を発信して安心してもらうようにしましょう。
そうすることで、より安心してご来店いただけて、お料理を楽しんでいただけて、『お客様の癒し』の存在になれるのではないでしょうか。
そう思い、私たちもクライアントの飲食店様と一丸となって情報発信をサポートさせていただいております。
もしも、まだ情報発信をされていないようであれば是非。
飲食店オリジナルアプリの作成にご関心のある方や、運用のご相談はお気軽にお問合せください。
この記事は以上です。
あなたの飲食店経営のヒントに少しでもしていただける部分があれば幸いです。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。