飲食店「通販」の事例 15選

この記事では飲食店で通販事業を始めて成功させるためのヒントとして、飲食チェーン店通販(ECサイト・アプリ・プラットフォームサービス等)の事例を紹介します。

15の飲食チェーン店を紹介しておりますので、どのような商品を、どのような形で販売しているのか?など参考にしていただける部分があれば幸いです。

「いま行っている通販事業を活性化させたい」「これから通販事業を始める」「今後検討している」などお考えであれば是非ご一読ください。

 

飲食店通販を成功させるには

新型コロナウィルス完成拡大防止のための外出自粛や、緊急事態宣言の影響で全ての飲食店が苦境に立たされていると言っても過言ではありません。

その苦境を脱するための手段として新しくテイクアウトやデリバリーを始めた飲食店も多く、それと同じように通販事業を新しく始めた飲食店もとても多いのではないでしょうか。

しかし、飲食店が「何となく」通販事業を始めてもコロナ禍の売上回復には大きく貢献するようになるのは難しいでしょう。
『通販で商品を販売する』となると、あなたの飲食店の近隣ライバルだけでなく、全国各地の通販事業者がライバルとなります。

よっぽどの戦略・商品力・知名度・話題性がないと、元々の通販事業者に正面から立ち向かっても勝つことはできません。
その理由は持っているデータの量が違うからです。
元々の通販事業者には長年蓄えてきたデータと、そのデータを活用して売上に繋げるノウハウを持っています。
例えば「どんな客層が、どんなキーワードで検索して、どのように表示させれば購入しやすいのか?」といった具体的なデータをたくさん持っています。
通販においては、こうしたデータやノウハウが「ある」のと「ない」のでは大きな差が生まれます。

ということで元々の通販事業者はデータとノウハウというアドバンテージを持っているので、そこに対抗するのではなく、飲食店でこれから通販事業を始める場合は「実店舗を持っており長年運営してきた」というアドバンテージを活かすべきです。

つまり、オンライン(通販)とオフライン(実店舗)の融合です。

 

 

通販と実店舗を融合させるアプリ

私たちは飲食店様の公式アプリを作成して運用をサポートする『レストラン★スター』というサービスを提供しておりますが、そのアプリならオンライン(通販)とオフライン(実店舗)を融合させることができます。
本章では、ご参考までに概要を説明します。

 

レストラン★スターで作る飲食店公式アプリをダウンロードすると、ご利用毎にポイントが貯まったり、クーポンが配信されたり、新メニューなどのお知らせを受け取ることが出来るなど、今までよりお得に飲食店を利用できるようになります。
そのため、お客様は自らアプリをダウンロードして会員になってもらえます。

そして(飲食店側が設定していれば)お客様はそのアプリで通販も利用できるようにもなり、実店舗の利用だけでなく通販の利用でもお得なポイントが貯まったり、そのポイントやクーポンを使うことができます。

店舗側は「実店舗の利用」でも「通販の利用」でもお客様を高確率でアプリ会員化でき、利用データを一元管理することができます。

 

✓自粛要請中や緊急事態宣言下になったらアプリ会員に通販で使えるクーポンをPUSH配信して、通常通りの営業が再開できるようになったら来店クーポンなどをPUSH配信する

✓来店回数の多いVIPランクのアプリ会員は通販の送料を無料にする

✓まだ通販を利用したことがないアプリ会員に通販で使えるクーポンをPUSH配信する

✓アプリ会員のお誕生日や大切な方との記念日、ハレの日がある月には「ギフト系の通販商品」で使えるクーポンをPUSH配信する

など、販売促進の面でもオンライン(通販)とオフライン(実店舗)を融合させることができます。

以上のように、通販利用客をただ増やそうとするのではなく、通販利用から実店舗利用に繋げたり、双方が盛り上がるようなキャンペーンを企画したりするなど「実店舗を持っていて長年営業してきたノウハウ」を活かした通販事業を行うことが成功の近道です。

私たちは飲食店における顧客データの収集・分析、そして販促効果を最大化させるサポートをしている専門企業です。
「自分の経営する飲食店の強みを活かした通販事業がしたい!」とお考えであれば、まずは私たちにご相談ください。

 

 

飲食店公式アプリでの通販事例 3選

それでは本章では私たちが作成した公式アプリで通販事業を行っている飲食チェーン店様を紹介します。(敬称略)

 


1.末広庵

神奈川県を中心に複数店舗展開する和菓子の名店「末広庵」様の通販機能を持つ公式アプリです。

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神奈川銘菓で人気の惣之助の詩をはじめ、川崎大師にまつわる来福焼き、大師祈願もなかなどの素材と製法にこだわった銘菓を通販ショップで購入できます。

※通販アプリの詳細はこちら

 


2.ビチェリン

日本全国に複数店舗展開するイタリア・トリノ伝説と言われる老舗カフェ「Bicerin(ビチェリン)」様の通販機能を持つ公式アプリです。

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世界のトップが口にした焼き菓子バーチ・ディ・ダーマを通販ショップで購入できます。

※通販アプリの詳細はこちら

 


3.スター食堂

京都府を中心に洋食レストランなど複数店舗展開する「スター食堂」様の通販機能を持つ公式アプリです。

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自家製デミグラスソースと赤ワインを6時間煮込むことで、上品なコクと深みが増した大人の「ビーフシチュー」や、牛バラ肉がたっぷり入ったハイシソースとともにふっくり焼き上げた洋食店の黄金比「ハンバーグ」など、湯煎で楽しめる「スター食堂」オリジナルの味を店舗だけでなく通販ショップで購入できます。

※通販アプリの詳細はこちら

 

以上、通販機能を持つ飲食店公式アプリの事例を一部紹介しました。

その他のアプリについてはこちらのアプリ作成事例一覧からご覧いただけます。

実際の具体策などを知りたい!という方はお気軽にお問合せください。

また、アプリの機能やデモなどを見たいという方はこちらから資料ダウンロードができます。

 

 

その他の飲食チェーン店の通販事例 11選

それではこの記事の後半では、弊社のクライアント以外に目を向けて、その他の大手飲食チェーン店で通販ショップを展開している企業を紹介します。(敬称略)

大手の飲食チェーン店がどのような商品を通信販売しているのか?など、あなたの飲食店経営のヒントにしていただける部分があれば幸いです。

どの企業もポイントとなるのが、料理が素人でも一般宅でも簡単にお店と同じ味が出せる!という商品を販売していることです。緊急事態宣言や外出自粛によって自宅で過ごす時間が増えて、その過ごし方の1つとして『料理をする』という人たちが増えたことに着目した結果だと考えられます。

 


4.俺の株式会社

「俺のイタリアン」や「俺のフレンチ」などを展開する「俺の株式会社」にも「俺のEC」という通販がありますので事例として紹介します。

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公式の通販ショップが立ち上がったのは2020年4月、「俺のBakery(ベーカリー)」で販売していた「銀座の食パン~香~」という商品を、全国に向けて販売するためにと考えて運搬にも耐えられる形に改良した「クロワッサン食パン」を開発して通販を開始しました。

緊急事態宣言でスタッフたちの働く時間が短くなる中、冷凍食品を模索。2020年12月、通販を大幅に刷新しセントラルキッチンで製造した冷凍食品の販売を開始しました。
「ロッシーニ風ハンバーグ」を筆頭に、レストランだけでしか食べられなかった味を遠方に住む方でも食べられるようになり人気があるようです。

特に、出産祝いや記念日などのハレの日に選んでもらえているそうです。

食品産業新聞社が行った俺の株式会社の常務執行役員で社長室長兼経営企画本部新規事業開発部長の岩崎菜乙美氏へのインタビューによると「商品で力を入れているのはレストランの味にいかに近づけるか」ということだそうです。

通販サイトはこちら → https://ec.oreno.co.jp/

 


5.吉野家

牛丼を主力商品とする大手外食チェーンストア(牛丼屋)国内店舗数第2位の規模である吉野家(よしのや)にも通販がありますので事例として紹介します。

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通販サイトはこちら → https://e-shop.yoshinoya.com/

 


6.松屋フーズ

牛丼(牛めし)・カレー・定食などを販売する「松屋」などの飲食店をチェーン展開している企業「株式会社松屋フーズ」にも通販がありますので事例として紹介します。

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通販サイトはこちら → http://www1.enekoshop.jp/shop/matsuyafoods/

 


7.ゼンショー(すき家、なか卯 etc.)

「すき家」「なか卯」「ココスジャパン」をはじめとする各種外食チェーンや、各種スーパーマーケット等を傘下に持ち、2019年度時点で日本の外食産業トップの売上高を誇っている株式会社ゼンショーホールディングスにも通販がありますので事例として紹介します。

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通販サイトはこちら → https://netstore.zensho.co.jp/shop/

 


8.ロイヤルホールディングス(てんや、ロイヤルホスト etc.)

てんや、ロイヤルホスト、シズラー等を展開する外食チェーン店企業、ロイヤルホールディングス株式会社にも通販がありますので事例として紹介します。

通販サイトはこちら → https://www.shoproyal.jp/shop/

 


9.大阪王将

日本を中心に展開している日本の中華料理店チェーンである株式会社大阪王将(←イートアンドホールディングスの子会社)にも通販がありますので事例として紹介します。

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通販サイトはこちら → https://o-ohsho.jp/

 


10.幸楽苑

ラーメン店チェーン店大手の一つである幸楽苑にも通販がありますので事例として紹介します。

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通販サイトはこちら → https://www.rakuten.co.jp/kourakuen-hd/

 


11.リンガーハット

ちゃんぽん店「リンガーハット」、とんかつ専門店「濵かつ」等の外食チェーン店等を展開するリンガーハットにも通販がありますので事例として紹介します。

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通販サイトはこちら → https://www.rhk-shopping.jp/

 


12.とんかつまい泉

惣菜・カツサンドなども販売するトンカツ店の「まい泉(まいせん)」にも通販がありますので事例として紹介します。

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通販サイトはこちら → https://www.maisen-shop.net/

 


13.くら寿司

回転寿司チェーンストアの「無添くら寿司」にも通販がありますので事例として紹介します。

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通販サイトはこちら → https://www.610kura.com/

 


14.ゴーゴーカレー

金沢カレーをチェーン運営する「ゴーゴーカレー」にも通販がありますので事例として紹介します。

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通販サイトはこちら → https://jp.gogocurry.com/

 

 

飲食店通販の新しいカタチ|プラットフォーム「宅麺.com」

それでは最後に飲食店通販の新しいカタチとして、ラーメン通販のプラットフォームサービスを紹介します。

それが「宅麺.com」さんです。

 


15.宅麺.com

宅麺.comさんは、全国のラーメン・つけ麺・まぜそばといったジャンルの中から、人気店の商品のみを厳選して取り扱っている国内最大級のラーメン通販サイトです。

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通販サービス公式サイトはこちら → http://www.takumen.com/

実際のラーメン店で提供されているスープ、麺、具材をそのまま冷凍しており、簡単な調理で、これまでお店でしか味わえなかった味をご自宅や職場で楽しむことができます。
冷凍して風味が変わらない商品のみを厳選して取り扱っているようで「お店と同じ味」が通販できるというラーメンファンにとっては大変うれしいサイトです。

なんと会員数(通販利用者)は、直近1年間で倍増したそうです。

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※公式サイト(http://www.gourmet-innovation.co.jp/news.php?id=20210419_1)より引用

 

2020年3月に約13万人だった会員数は、1回目の緊急事態宣言発令後の同年4月と5月に急増し、その後2021年3月には27万人以上になるなど直近1年間で14万人以上も増加している人気サービスです。

 

飲食店にとっても嬉しいサービス

宅麺.comさんに登録して商品の通販を行っている飲食店舗の登録数は2021年3月時点で428店舗あるようです。


※公式サイト(http://www.gourmet-innovation.co.jp/news.php?id=20210419_1)より引用

 

通販で販売された数も大幅に増加しているようで、1回目の緊急事態宣言が発令された2020年4月の月間販売食数は約5.5万食で緊急事態宣言発令前となる前月(2020年3月)と比較して145%も増加。人気過ぎてラーメン店側の製造が追いつかなくなってしまったこともあるほどだそうです。
そして、販売数のピークは2020年7月で約7.2万食!前年同月と比較すると365%も増えるなどまさに劇的な増加と言えます。


※公式サイト(http://www.gourmet-innovation.co.jp/news.php?id=20210419_1)より引用

 

さらにその後の年末(2020年12月)には約6.6万食まで増加するなど、緊急事態宣言解除などの影響で月毎に若干の増減はあるものの、通販の販売食数を年間でみると前年比179%UPしたなど全体的に販売数は伸びています。


※公式サイト(http://www.gourmet-innovation.co.jp/news.php?id=20210419_1)より引用

 

これだけの通販の販売数を誇るサイトなので、やはり飲食店にとっても嬉しいサービスですよね。

今はラーメン・つけ麺・まぜそばだけのようですが、こうした消費者にとっても飲食店にとっても嬉しい通販のプラットフォームサービスが今後増えていきそうな予感です。

 


いかがでしたでしょうか?

飲食店が通販事業を始めるにはクリアすべきハードルが多いため、なかなか踏み込めないという店舗様も多いですが、準備ができたらすぐに始められるように私たちアクティブ・メディアでは飲食店公式アプリを作成しておくことをお勧めします。

私たちが作成する飲食店公式アプリがあればお客様を会員化することができます。

そして、思い立ったらすぐにアプリ内に通販ショップを作ることができます。
アプリ内通販ショップを作ったらアプリ会員様にPUSH通知などでお知らせして利用を促すことが可能です。

Withコロナ時代の飲食店経営は今後どうなっていくのか予想できない部分がありますので、飲食店が新しいことをすぐに始められる土壌を作っておく。そして新しい始めた時にすぐ買ってくれる会員をたくさん集められる仕組みを作っておくことが今後絶対に必要になります。

私たちは飲食店公式アプリを通じて、飲食店のファンを増やす専門企業です。

「通販に関心がある」という飲食店様はもちろん!
「お店のファンを増やしたい!」とお考えであればまずは私たちにご相談ください。

お問合せはこちら

資料ダウンロードはこちら

 

それでは今回は以上です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

この記事を書いた人
アクティブ・メディア株式会社 飲食店サポート事務局
店舗公式アプリ作成サービスを通じて飲食店の顧客台帳経営と販促をサポート。 その内容が「Withコロナ時代の即戦力アプリ」、「最も飲食店経営に寄り添ったサービス」として農水省後援の外食産業貢献賞を受賞する等、飲食業界や公的機関から高く評価。 このコラムでは3,000店以上のサポート実績から得た独自ノウハウや事例を公開する等、飲食店経営に役立つ情報を発信している。