『おひとり様専用』販促による飲食店集客を徹底解説

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アクティブ・メディア株式会社 飲食店サポート事務局
アクティブ・メディア株式会社 飲食店サポート事務局
店舗公式アプリ作成サービスを通じて飲食店の顧客台帳経営と販促をサポート。 その内容が「Withコロナ時代の即戦力アプリ」、「最も飲食店経営に寄り添ったサービス」として農水省後援の外食産業貢献賞を受賞する等、飲食業界や公的機関から高く評価。 このコラムでは3,000店以上のサポート実績から得た独自ノウハウや事例を公開する等、飲食店経営に役立つ情報を発信している。

あなたの飲食店では「おひとり様」の集客はしていますか?

「おひとり様」歓迎の飲食店へのニーズは、新型コロナの発生前から増加傾向にあり、発生後は感染防止の観点からもさらにニーズは増大しています。
そのため、これまでの団体客向けの販促にプラスして「おひとり様」の販促を始める飲食店もかなり増えてきています。

ということで、この記事では飲食店が「おひとり様」を集客するために大切になるポイントを紹介いたします。

 

おひとり様のニーズが増大

まず最初に「おひとり様」のニーズが増大している興味深いデータがありましたので、いくつか紹介します。

 


コロナに関係なく「おひとり様」ニーズは増大傾向に

実は、新型コロナウィルスが発生する以前から「おひとり様」のニーズは増大傾向にありました。
その背景としては、日本の晩婚化・非婚化・高齢化によって単独世帯が増加していることが挙げられます。

矢野経済研究所さんが2020年5月に発表した「おひとりさま関連市場の動向調査を実施(2020年)」によると、2019年度の「おひとり様」市場の規模は、外食で7兆9733億円の見込みで2015年度から前年比プラスが続いていたようです。

※引用:矢野経済研究所|おひとりさま関連市場の動向調査を実施(2020年)
公式サイト:yano.co.jp/press-release/show/press_id/2418

 


コロナ禍によっておひとり様のニーズはさらに増加

そして、コロナ禍によっておひとり様のニーズはさらに増加しているようです。

女性向けWEBメディアのOZmall(オズモール)さんが同サービスのユーザー1,170名を対象に実施した「おひとりさまでレストランを利用すること」というアンケート結果を紹介します。

 

Q:普段頑張る自分へのご褒美として、『おひとりさまでのレストラン利用』を満喫したいと思いますか?

とてもしたい  :28.6%
まあまあしたい :33.0%
あまりしたくない:24.1%
全くしたくない :14.3%

 

上記のように「とてもしたい」と「まあまあしたい」を合わせると60%以上の人が「おひとり様レストランを利用したい!」と考えているようです。

 

Q:コロナ禍が落ち着いたら、自分へのご褒美として『おひとりさまでレストラン利用』を満喫したいと思いますか?

はい :87.0%
いいえ:13.0%

 

上記のように、ほとんどの方が「今すぐでなくてもコロナ禍が落ち着いたら利用したい」と考えているようです。

【調査概要】
「おひとりさまでのレストラン利用」に関するアンケート
調査期間:2021年5月31日~6月8日
回答数:1170名
調査対象:首都圏に住むOZmall会員
調査方法: Web上でのアンケート
公式サイト:https://www.ozmall.co.jp/

 


コロナ禍でもおひとり様のニーズが高い飲食業態は強い

コロナ禍によって居酒屋業態が苦戦する中、おひとり様のニーズが高い業態が伸びています。

実際に、おひとり様利用が中心となっている以下の企業(敬称略)は全て客数や客単価がUPしています。(その中には売上高がプラス推移をし続けている企業もあります。)

・【牛丼】吉野家ホールディングス
・【牛丼】松屋フーズホールディングス
・【牛丼】ゼンショーホールディングス(すき家)
・【中華料理】ハイディ日高(日高屋)
・【ラーメン】丸千代山岡家
・【ラーメン】ギフト(町田商店)
・【かつ丼】アークランドサービスホールティングス(かつや)
※2021年8月時点

 

 

「おひとり様」を集客する3つのメリット

ここまで紹介したデータを見ると、飲食業界において「おひとり様」のニーズは増大傾向にあることは間違いないでしょう。

つまり多くの飲食店が「おひとり様」の集客を強化することで売上UPが見込めそうです。

本章では「おひとり様」を集客するメリットをお伝えします。

 


1.おひとり様は回転率が高い

こちらはカフェ業態などは別にしてレストランや居酒屋、定食屋などの業態の飲食店の場合は、回転率が高い傾向にあります。

ファミリーやカップルなどの複数人での利用の場合は会話などによって食事のスピードがゆっくりになりますが、「おひとり様」の場合はすぐ食べて・すぐ帰る場合が多いため回転率が高くなります。

 


2.おひとりさまはリピート率が高い

現時点(2021年8月)では、「おひとり様」が利用できる飲食店はまだそれほど多くありません。

そんな中、ひとりでも快適に食事できる飲食店があれば固定化する可能性も高くなり、来店頻度もUPしやすい傾向にあります。

 


3.コロナ禍に最適

新型コロナウィルス感染防止の観点から、あまり大声で話さずに黙って静かに食べることが推奨されています。

おひとり様は、黙って静かに食事されるお客様ばかりなので「コロナ禍下においては最適なお客様である」と言えます。

 

 

「おひとり様」を集客するデメリット

一方で「おひとり様」を集客するにはデメリットもあります。

 


客単価が低い

団体のお客様に比べると「おひとり様」は注文される量も少なくなりますので、1回の利用毎の客単価は低くなりがちです。

前章でお伝えしたように「おひとり様」は回転率とリピート率が高い傾向にありますので、その利用回数の多さを見越したメニュー設定にして売上UPに繋げるなどの工夫が必要になるでしょう。

 


ターゲットを変えるのが難しい

ほとんどの飲食店はオープンの時点である程度「自分の飲食店のターゲット」を絞っています。

例えばファミリーレストランは場合は読んで字のごとく「ファミリー層」をメインターゲットとしていますし、居酒屋でも歓送迎会などの宴会をウリにしている。カフェやレストラン、バルなどの業態でもカップルでの利用をメインに考えていたり、焼肉店は「ハレの日」需要など団体客を想定した店内・メニュー作りにしている等の飲食店は多いです。

飲食店の集客法10選【2019年 最新版】

そんな中、突然ターゲットを「団体」→「おひとり様」に変更するのは、店内のレイアウトやメニューなど変更すべき点は多岐に渡りますので、なかなか難しいでしょう。

また、上手く「おひとり様」にターゲットを変更できたとしても、お店の雰囲気が変わってしまうことも多いので、これまでの既存顧客が離れていってしまう・・・というリスクも考えられます。
そのため、既存顧客を逃さないように「おひとり様」を集客する工夫が必要になります。

 

 

おひとり様を集客して来店数をUPするには?

それでは本章からは「おひとり様」を集客して来店数をUPするためのポイントを紹介します。

 


利用者の課題は「恥ずかしい」こと?

それでは、まずは「おひとり様」とは、どんなお客様なのか?を考えていきたいと思います。

これまで「おひとり様」=「一緒に食事する人がいなくて寂しそう・・・」というネガティブなイメージを持たれていました。
特に女性の「おひとり様」には特にネガティブなイメージを持たれる場合が多く「一人で食事することが恥ずかしい・・・」と考える人も多かったようです。

2017年8月にアットホームボックスさんが調査したデータを一例として紹介します。

 

Q「一人で外食することについて、恥ずかしさを感じますか?」

年代・性別 はい  いいえ
20代・男性 18.5% 81.5%
30代・男性 26.6% 73.4%
40代・男性 32.3% 67.7%
50代・男性 20.3% 79.7%

年代・性別 はい  いいえ
20代・女性 43.1% 56.9%
30代・女性 32.8% 67.2%
40代・女性 40.0% 60.0%
50代・女性 39.1% 60.9%

※アットホームボックス調べ

 

この調査結果を見ると、「一人で外食することが恥ずかしい・・・」と考えている割合は、男性は平均24.4%で、女性は38.8%となっており、やはり女性の方が多いようです。

 

Q「一人で入れる飲食店はどれですか?」(複数回答可)

男性の回答
1位 ラーメン屋   :83.3%
2位 牛丼屋     :82.6%
3位 ファーストフード:76.7%
4位 ファミレス   :59.7%
5位 フードコート  :55.0%
6位 カフェ     :53.9%
7位 定食屋     :53.1%
8位 回転寿司    :43.0%
9位 立ち飲み屋   :28.7%
10位 カウンター寿司 :28.7%
11位 居酒屋     :25.2%
12位 焼肉屋     :20.9%
13位 ビュッフェ   :13.2%
14位 料亭      :7.0%
15位 一人で入れない :5.0%
16位 その他     :0.8%

女性の回答
1位 ファーストフード:74.4%
2位 カフェ     :72.1%
3位 フードコート  :65.5%
4位 ファミレス   :58.9%
5位 ラーメン屋   :38.8%
6位 牛丼屋     :30.6%
7位 定食屋     :29.8%
8位 回転寿司    :26.4%
9位 ビュッフェ   :12.0%
10位 居酒屋     :11.6%
11位 焼肉屋     :10.9%
12位 一人で入れない :10.5%
13位 カウンター寿司 :9.3%
14位 立ち飲み屋   :7.0%
15位 料亭      :4.3%
16位 その他     :0.8%

※アットホームボックス調べ

<アンケート調査概要>
対象/全国20〜59歳の男女516名
調査方法/インターネットリサーチ
調査時期/2017年8月

 

以上のようなデータを見ると「ひとりで飲食店に入れる」という割合も男性の方が多くて、女性は一人で飲食店に入りにくい傾向にあることがわかります。

業種別でみると、居酒屋は男性は11位(25.2%)で女性は10位(11.6%)、焼肉は男性は12位(20.9%)で女性は11位(10.9%)と、ひとりで入りにくい飲食店であるというデータになっています。

 

ただし、こちらは2017年8月の調査で少し前のデータになります。

最近では居酒屋などで一人でグルメを楽しむ漫画やドラマなども多くなってきていたり、焼肉ライクさんなど「おひとり様」専門店も人気がありますので、昔よりは「ひとりで食事するのが恥ずかしい・・・」と考える人は減ってきていることでしょう。

しかし、それでも「ひとりで食事するのが恥ずかしい・・・」と考える人は多くいるはずですので、この辺りをどう解消してあげるのか?という部分が飲食店で「おひとり様」を集客する上での課題だと言えそうです。

その点も踏まえて次からは「おひとり様」を集客するために大切になるポイントを紹介します。

 


おひとり様OKを宣伝する

「おひとり様」は飲食店を利用する前に、「ひとりで食事するのは恥ずかしい・・・」とか「ひとりで利用して迷惑がられないかな・・・」などの不安を持っている場合が多いです。
この不安を事前に解消して上げれるように「おひとり様」を歓迎していることをホームページ、Googleマイビジネス、SNSなどで発信するようにしましょう。

具体的には、「おひとり様」が入りやすいようになっていることを写真などで視覚的にアピールするのが効果的です。

例えば、カウンター席があったり、二人用の小さめの座席がありそこを一人でも利用できる、など常日頃から「おひとり様」を歓迎しており他の利用客も多いような印象を与えてあげられると不安を解消することができるでしょう。
その他に、二人用の席が四人掛けに挟まれてないようになっているなど団体客の近くにならないように配慮されたりしていると、さらに安心感を与えることができます。

アイドルタイム

おひとりさまが飲食店を選ぶ際に気になることは「ひとりで入って迷惑がられないだろうか」ということ。特に居酒屋・レストラン業態では、周囲がグループ客ばかりだと入りにくいですよね。まずは入店のハードルを下げるために、おひとりさまを歓迎しているお店であることをアピールしましょう。看板に「おひとりさま歓迎」と書いたり、SNSやホームページでおひとりさまが入りやすいお店であることをPRしたりすると、安心して来店してもらえます。おひとりさま限定のサービスを作ってみるのも◎。

 


おひとり様専用のサービス

次に「おひとり様」専用のサービスを用意してあげましょう。

例えば、「おひとり様」専用のメニューを作ってあげることです。居酒屋などの場合は団体客などをメインターゲットとしていることが多いため一皿にボリュームがあることも多いです。一人だと食べきれずに残してしまうこともあり、残してしまうと「ひとりで入って迷惑をかけてしまった・・・」などをお客様に思わせてしまう可能性もあります。そうならないように一人でも食べきれるような量のメニューを用意してあげると安心してもらえます。さらに、女性客向けに色々な味が楽しめるように少量ずつの注文ができるようにしたり、盛り合わせプレートのようなメニューを用意してあげると喜ばれる上に、単価UPにも繋がります。

その他には、お手洗いなどで離席する際に荷物の心配がないようにお預かりしてあげたり、「おひとり様」が退屈にならないようにWi-fi環境や雑誌などを置いておくなど、快適に過ごせる環境作りをするとリピート率UPにも繋げることができます。

そして、こちらもまた前項と同様に「おひとり様」を歓迎していると伝わるようにホームページ、Googleマイビジネス、SNSなどで発信すると良いでしょう。

 


既存顧客にもアピールする

そして、過去に「おひとり様」でご利用されたお客様はもちろん、団体でご利用されたお客様に対しても「おひとり様」を歓迎していることをアピールするようにしましょう。

例えば、「複数人で利用する時のクーポン」と「ひとりで利用する時のクーポン」など、それぞれターゲットを分けて発行しておきます。そうすれば「おひとり様」には、「是非またお一人でも、複数人でも、来店してほしい」と伝えることができます。一方で過去に複数人で来店した人には「ひとりでも利用しやすいお店なんだな」と伝えることができます。

複数人で来店されるお客様は席単価が高く、おひとりで来店されるお客様はリピート率(来店頻度)と回転率が高い、という双方に良い部分がありますので、どちらのお客様でも対応できるようにしておくのはとても大事なことです。

 

ちなみに、私たちが提供する飲食店公式アプリ作成サービス|レストラン★スターなら顧客管理に基づいた販促ができますので、『おひとり様のリピート率UP』『おひとり様を団体様に』などが実現できます。

ロイヤルカスタマー育成マップ02

もしもあなたの飲食店で「おひとり様」の集客も含めて顧客データに基づいた販促を強化したい!とお考えであれば、専門家である私たちにお気軽にご相談ください。

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以上、飲食店で「おひとり様」を集客するために大切なポイントを紹介しました。

「おひとり様」=「客単価が低い」というのは過去の話です。

Withコロナ時代には「おひとり様」のニーズはさらに拡大するでしょう。
「おひとり様」専用サービスを強化して宣伝することで集客が期待でき、「おひとり様」は回転数・リピート率が高い大事なお客様ですので、これまでの団体客向けの販促にプラスして「おひとり様」の販促を始めてみてはいかがでしょうか?

 

それではこの記事は以上です。
あなたの飲食店経営のヒントに少しでもしていただける部分があれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。