モバイルオーダーとは?導入前に知っておくべきこと

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アクティブ・メディア株式会社 飲食店サポート事務局
店舗公式アプリ作成サービスを通じて飲食店の顧客台帳経営と販促をサポート。 その内容が「Withコロナ時代の即戦力アプリ」、「最も飲食店経営に寄り添ったサービス」として農水省後援の外食産業貢献賞を受賞する等、飲食業界や公的機関から高く評価。 このコラムでは3,000店以上のサポート実績から得た独自ノウハウや事例を公開する等、飲食店経営に役立つ情報を発信している。

最近、飲食店の多くでモバイルオーダーシステムを導入するお店が増えてきています。

モバイルオーダーシステムとは、お客さまが自身のスマートフォンなどで飲食店が提供するメニューを注文できたり、決済を完了させることができるITシステムのことです。

モバイルオーダーシステムは普及し始めたばかりのシステムですので、飲食店の経営者さまの中には「何となくは知っているけど、詳しくは分からない・・・」という方も少なくないと思います。
ということで、この記事では「モバイルオーダーシステムの特長」や「導入のメリット・デメリット」などを詳しく解説していきます。

✓ どんなシステムなのか詳しく知りたい!

✓ 自分の飲食店にも導入した方が良いのか知りたい!

など、お考えであれば必ずご参考にしていただけますので、ぜひ最後までご覧ください。

※ちなみに「もうすでにモバイルオーダーシステムの導入を検討している」という方向けのご参考として、現在リリースされているモバイルオーダーシステムを25種類紹介する記事もあります。もしよろしければ、こちらもご覧ください。

モバイルオーダーシステム比較25選

 

モバイルオーダーシステムとは

冒頭でも少しお伝えしましたが、本章ではまず最初にモバイルオーダーシステムとはどんなものかを詳しく解説いたします。

モバイルオーダーシステムとは、スマートフォン・タブレット・iPadなどのデジタル端末から飲食店が提供するメニューを注文できたり、そのままクレジットカードや電子マネーなどで決済まで完了できるサービスを指します。

モバイルオーダーシステム

具体的な運用例をご紹介します。
お客さまが自身のスマートフォンで飲食店が運営するモバイルオーダー用アプリをインストールしたり、Web上のモバイルオーダー用ページに移動して、掲載されているメニューから好きなものを選択します。決済完了まで行える場合は、その後にクレジットカードを登録したり電子マネーサービスと連携させて決済を行います。
飲食店側はお客さまからのオーダーが入るとキッチンのスタッフに注文情報が送信されて料理を提供する・・・というのが一般的な運用の流れとなります。

お客さまが注文できるのは、イート・イン(店内飲食)だけでなく、テイクアウトやデリバリーなどの注文もできるモバイルオーダーシステムもあります。

 

モバイルオーダーシステムが持つ主な機能

前章ではモバイルオーダーシステムの一般的な運用の流れをご紹介しましたが、モバイルオーダーシステムには数多くの種類があり各サービスによって機能などに大きな違いがあります。
ただ、そんな中でもほとんでのモバイルオーダーシステムで実装している機能というものがありますので、それを本章で紹介いたします。

 


注文

まず最初にご紹介するのは「注文」する機能です。

飲食店側で提供しているメニューを登録して、その登録されたメニューの中からお客さまが注文したいものを選択できる機能です。

モバイルオーダーシステム

どのモバイルオーダーシステムにも必ず実装している機能となりますが、食べ放題・飲み放題のメニューの有無、トッピングの有無、おすすめメニューをピックアップさせたい、など飲食店の業態によって必要となる機能は違います。
また、イート・イン(店内飲食)に特化したモバイルオーダーシステムや、反対にテイクアウトやデリバリーに特化したモバイルオーダーシステムというものがあります。
あなたの飲食店でどうように利用するのか?を十分に検討した上で、その機能を実装したモバイルオーダーシステムを選ぶようにしましょう。

 


決済

次にご紹介するのは「決済」ができる機能です。

お客さまが注文をしてから決済まで完了できる機能を持っているモバイルオーダーシステムが増えてきています。

アプリ内クレジット

決済方法はクレジットカード決済が定番ですが、その他にもPayPay・楽天ペイ・d払いなどの電子マネーを利用するQRコード・バーコード決済のニーズも大きくなってきています。あなたの経営する飲食店のお客さまにもニーズがありそうでしたら対応しているモバイルオーダーシステムを選ぶと良いでしょう。

 

あると便利なオススメ機能

本章からはモバイルオーダーシステムを導入する上であると便利な機能を紹介します。

モバイルオーダーシステムを提供する各社サービスで、以下の機能を実装しているものと、していないものがありますので導入を検討する時は事前に確認しておくようにしましょう。

 


POSレジとの連携

飲食店レジ

まず最初にご紹介するのは「POSレジと連携する機能」です。

POSレジと連携させることで、現金での取引・モバイルオーダーシステムによる取引などを一元管理することができるようになるので運用が圧倒的に楽になります。
すでにPOSレジを導入している飲食店の場合は自社が運用しているPOSレジと連携するかどうかを事前に調ると良いでしょう。

 


データ管理

次にご紹介するのは「データを管理する機能」です。

前項でご紹介したPOSレジと連携する機能を持つモバイルオーダーシステムであれば大抵は「現金での売上」と「モバイルオーダーシステムによる売上」というデータが把握できたり、「客数の多い時間帯や曜日」などのデータを把握することができるでしょう。

その他に、お客さまがモバイルオーダーを利用する時に自身の情報を登録してもらう機能を有する場合は「どんなお客さまが、いつ来店して、どのようなメニューを注文して、いくら使ったか?」などの細かい顧客購買データも得ることができます。

以上のようなデータを管理することで「客数の多い日はスタッフのシフトを調整する」、「あまり人気のないメニューをリニューアルする」など、様々なことに活用することができます。

 


販促機能

次にご紹介するのは「販促の機能」です。

モバイルオーダーシステムの中には、お客さまが注文する時に画面に「オススメのメニュー」を表示できたり、モバイルオーダーシステムを利用したお客さまにお得ポイントやクーポンを発行するなどの販促機能を持っているものがあります。
お客さまのスマートフォンに直接アプローチできるのは販促効果が高いのでオススメです。

 


集客機能

次にご紹介するのは「集客の機能」です。

モバイルオーダーシステムの中には、グルメサイトなどと連携する機能を持っているものがあります。
導入することで、グルメサイトに掲載されて新規集客の効果も見込めます。

 


多言語対応

次にご紹介するのは「多言語対応の機能」です。

モバイルオーダーシステムには、利用方法やメニュー名などの表示を英語や中国語などの日本語以外の言語にできるものがあります。
ほとんどのモバイルオーダーシステムが英語に対応していますが、中国語・韓国語・フランス語など対応できる言語の数にはサービスによってかなり違いがあります。あなたの経営する飲食店を利用するお客さまが使っている言語に対応できるサービスを選ぶようにしましょう。

 


運用サポート

最後にご紹介するのは「運用サポート」です。

新しいシステムを導入すると慣れるまで時間がかかってしまうこともあります。慣れるまで使い方をサポートしてくれると導入しやすいですよね。

また、導入後も様々な機能を使いこなせるように使い方をより詳しく教えてくれる場合もあります。

そして、一番注意すべきなのがモバイルオーダーシステムが障害などで止まってしまった時のサポートです。
モバイルオーダーシステムがストップするとお客さまからの注文が受けられなくなりますので大きなトラブルに発展してしまいます。
最悪その日の営業ができなくなってしまうと、売上が0になったり、仕入れた食材を破棄する羽目になったり、スタッフの人件費が無駄になったりと飲食店にとっても大きなダメージになります。
トラブルになった時にしっかりとサポートしてくれるかどうか?は非常に重要ですので、導入前にどのようなサポートをしてくれるのかを事前に調べておきましょう。

 

モバイルオーダーシステムのメリット

モバイルオーダーシステムを導入するメリットには様々なものがありますが、本章ではお客さま側のメリットと飲食店側のメリットの2つに分けて解説いたします。

 


お客さま側のメリット

お客様側のメリット

【待ち時間の減少】

お客さまはモバイルオーダーを利用することで店員を呼んでオーダーをとりに来るのを待つ必要がありません。自分の好きなタイミングで注文することができます。
また、テイクアウトでモバイルオーダーを利用する場合でも、自宅から注文と決済ができればお店で料理ができるまで待つ必要がなく、お店で受け取るだけにできます。
ストレスなく注文・決済ができて、時間が有効に使えるようになるのがモバイルオーダーの利用メリットです。

 

【非接触】

お客さまはモバイルオーダーを利用することで、店員と至近距離で会話するなどのやり取りを減らすことができます。
さらに、決済機能を持つモバイルオーダーシステムであれば、お金のやり取りも無くすことができます。
コロナ禍以降は感染防止の観点から非接触での飲食店利用のニーズも大きくなっていますのでモバイルオーダーシステムには「店員とのやり取りを必要最小限にできる」というメリットがあります。

 


飲食店側のメリット

飲食店側のメリット

【作業負担の軽減】

モバイルオーダーシステムを導入することで、注文やお会計などの現場スタッフの作業負担を軽減することができます。
そして、テイクアウト機能を持つモバイルオーダーシステムであれば電話対応などの作業も軽減されるでしょう。
スタッフの作業負担を軽減することで、調理・接客・配膳などの業務に集中することができるようになるのがメリットです。

 

【人手不足の解消】

前項でもお伝えしたように、モバイルオーダーシステムを導入することで作業負担が軽減されます。
場合によってはホールスタッフなどの人員を少なくすることもできるため人手不足の解消につながるでしょう。

 

【データ収集】

モバイルオーダーシステムを導入することで、モバイルオーダーを利用したお客さまのデータを収集できます。
収集したデータを分析すること飲食店経営に活用できるようになるのがメリットです。

 

モバイルオーダー利用のデメリット

前章ではモバイルオーダーシステムのメリットを紹介してきましたが、反対にデメリットもありますので本章で解説していきます。

 

【慣れるまでの作業負担】

モバイルオーダーシステムを導入することで、これまでとは異なるオペレーションが必要になるでしょう。
モバイルオーダーシステムに限らず新しいことを始めた時は慣れるまで時間がかかるものです。
運用がかんたんなモバイルオーダーシステムを選ぶことはもちろん、導入後にすでに働いている既存のスタッフにしっかりと新しいオペレーションを研修するなどのことも検討しておくのがオススメです。

 

【コミュニケーションが減る】

飲食店を利用するお客さまの中にはスタッフから「本日のオススメの料理を聞く」などコミュニケーションを楽しんでいる方もいらっしゃるでしょう。
モバイルオーダーを利用することでスタッフとのコミュニケーションは減ってしまう可能性が高いので、飲食店での体験が無機質に感じられてしまうかもしれません。

また、ピークタイムで来店客数が多い時や調理に時間がかかるメニューがオーダーされた場合にスタッフが注文をとりにいく形であれば「提供までに少しお時間をいただきます」とお声がけすることも可能でしょう。しかし、モバイルオーダーの場合は細かいフォローがしにくい傾向にありますので注意しないとお客さまにストレスを与えてしまうことにもなりかねません。

以上のように、モバイルオーダーシステムにもデメリットはありますので、こうしたデメリットを解消できるように「モバイルオーダーで軽減した作業負担分を接客にまわす」「オススメのメニューがポップアップで宣伝される」「提供までに時間がかかることをメニューに明記する」など、オペレーションを工夫することが大事になります。

 

まとめ「導入前に利用イメージを具体的に検討しましょう」

モバイルオーダーシステムを導入することで、お客さまは注文~決済までできるため待ち時間が減ってより安全に飲食店を利用することができます。飲食店側は「業務負担が減って人手不足の解消にもつながる」というメリットがあります。そのため、コロナ禍以降モバイルオーダーシステムのニーズは大きくなり導入する飲食店が増えています。

ただし「お客様とのコミュニケーションが減ってしまう」などのデメリットもありますので、そうしたデメリットをシステム面や運用面でカバーできるように「自分の飲食店でモバイルオーダーがあったら・・・」という利用イメージを具体的に導入前に検討しておくようにしましょう。

モバイルオーダーシステムには数多くのサービスがあって機能や価格などにも大きく違いがあります。
あなたの飲食店にとって最適なサービスを選ぶ参考にしていただけるように、いまリリースされているモバイルオーダーシステムを25種類紹介する記事を作りました。こちらも併せてご覧ください。

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モバイルオーダーシステム比較25選

 

それではこの記事は以上です。
あなたの飲食店経営のヒントに少しでもしていただける部分があれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。