飲食店のマスメディア集客

「マスメディア集客」というとあなたは何を思い浮かべますか。

やはり主なのはTV、ラジオ、雑誌によるお店の紹介ですよね。

とはいえ「本当に取材を受けたり、雑誌にお店の情報を載せてお客様はくるのか?」や「お店のイメージはどうなるのか・・・?」など不安な方もいると思います。
ただ、上手く利用すれば間違いなくあなたの経営する飲食店の集客増加を助けてくれるはずです。

今回はマスメディア利用によって集客を増やす方法をお話しします。

 

マスメディア集客の特徴

マスメディア集客の特徴は、やはり影響力が強い媒体であるということです。

TVならばTVを付けた日本中の人達に、新聞・週刊誌・雑誌などの記事であれば何十万人もの人の目に留まることになります。

TVは一瞬で情報が全国へと広まります。

紙媒体であれば、その記事は購入した人たちの手元に残り保存されるわけですから、思い返してもう一度読むことも考えられますし、図書館やカフェにも置かれたりもします。

マスメディア集客は情報拡散の力が非常に強い集客方法だと言えるでしょう。

 

マスメディア集客のメリット

TV・雑誌で紹介されるということは「信用のあるお店」と思っていただきやすくなります。
取材にきてもらう側ならば、予算を使わずに活用できて、なおかつ信用度を高めることができることが一番のメリットといえます。
信用ができるということは良いお店、サービスもよく人気があるお店というイメージも付きます。

そして何より、メディアで紹介されたお店は日本中さまざまな場所で話題になるという点において、メディア集客は最強といえます。
つまり、情報を広め来店のきっかけをつくるだけではなく、その後の「口コミ」につながっていくのです。

最近の飲食店では特に、立地環境やお店の雰囲気、スタッフの人間性などが重要となってきます。

特にテレビでは画面からそれらが視聴者達に伝わりやすく、またナレーター・コメンテーターがお店について説明したり、取材に来た場合にはお店の良さを経営者が自ら話すことなどもでき、お店の詳しい総合的な情報の拡散を瞬間的に広範囲することが可能です。

以下、メディア活用で起こる効果を詳しく解説します。

 


マスメディア活用で起こる3つの効果

あなたの飲食店が、影響力のあるテレビ・新聞・雑誌などのマスメディア媒体に取材されることで以下のような効果が生まれます。

 

①お店の信用度がアップする

マスメディア活用で起こる3つの効果の1つ目は「お店の信用度がアップする」ということです。

影響力のあるメディア媒体は社会からの信頼度が高いため、そのメディアで報道された飲食店の信用度もアップする傾向にあります。

例えば、テレビの取材であればその番組のディレクターが「あなたの飲食店を視聴者に知らせる価値がある!」と判断したことになりますよね。
そして、これはテレビだけでなく、新聞でも雑誌でも同じことが言えます。
その他にも、マスメディアに登場する有名人などにオススメのコメントをもらうことも信用度を高めます。

インターネットが普及した現在、各メディア媒体の読み手や視聴者は「自分が見ているものが広告かどうか?」を判断できるようになってきています。

広告の場合、出稿主(スポンサー)が規定の範囲内であれば宣伝したいことを自由に伝えることができます。
例えば「当店の料理は美味しいです」という広告を見ても、その広告を見た人はその内容を全て信用するわけではありません。
それよりも影響力のあるメディア媒体や有名人に「このお店の料理は美味しいです」と伝えてもらう方が、「社会的に信頼度の高い第三者が美味しいと評価した」ということになり、お店の信用度がアップするというわけです。

 

②たくさん人に知ってもらえて集客に繋がる

マスメディア活用で起こる3つの効果の2つ目は、「たくさんの人に知ってもらえて集客に繋がる」ということです。

影響力のあるメディア媒体はたくさんの人の目に触れますので、その中からあなたの飲食店に興味を持った人が来店してくれる可能性があります。

あなたの飲食店が観光地にあり、観光客をターゲットにしているのであれば全国的なメディア媒体が最適ですが、地域密着型の飲食店の場合は近隣に住む人がターゲットとなりますので周辺地域限定のメディアでも充分な集客効果を発揮するでしょう。

そして、新規客の来店ハードルを下げる効果もあります。
お客様の多くは利用したことがないお店に対して不安を感じています。しかし、先述したように影響力のあるメディア媒体は信頼度が高いので、あなたの飲食店を初めて利用する人の不安を取り除く効果もあります。

また、メディア媒体に取り上げられる話題は、職場や学校など様々な場所に話題になる可能性が高いため口コミによる集客効果も期待できます。

 

③効果が継続する

マスメディア活用で起こる3つの効果の3つ目は、先述した「信用度アップ」と「集客に繋がる」という効果が「継続する」ということです。

影響力のあるメディア媒体に取り上げられたばかりのタイミングは、「信用度アップ効果」と「集客効果」が一番大きくなります。
そして、その後に何も対策をしないとその効果は短期的なものになってしまいます。

できるだけマスメディア活用で起こる効果を継続させる工夫が大切になります。

例えば、テレビの放送映像や雑誌の掲載記事などを取材された証拠として活用すると良いでしょう。

✓コピーしたものを店頭・店内に掲示する
✓チラシやDMに記載する
✓ホームページやSNS、メルマガなどで発信する etc.

こうすることで、その番組や雑誌を見なかった人にもアピールすることができ、効果を継続させることができます。

ただし、自分の飲食店が取材されているとはいえ記事や番組には著作権がありますので、掲載する時はメディア媒体の許可が必要になるので注意しましょう。

また、影響力のあるメディア媒体に取り上げられると、他のメディア媒体でも取材に来てくれるようになる可能性が高くなります。
メディア媒体で紹介された内容は一般人が見るだけでなく、他のメディアを運営している側の人たちも目にしています。メディア媒体を運営してる人たちは「何かいいネタはないか?」と常に目を光らせていますので、他のメディア媒体のことも情報源の1つとして気にしているわけです。そして「他のメディア媒体でも紹介しているし信用できるお店なのだろう」とメディア媒体の運営者にとっても信頼されやすくもなります。
そのため、あなたの飲食店が掲載された記事を見た別のメディア媒体の関係者が興味を持ち「私のメディア媒体でも記事にさせてくれないか?」と取材を持ち掛けれるパターンも少なくありません。

あなたも「なぜ、あの店はいつもマスコミに取り上げられているのだろうか?」という疑問を持ったことはありませんか?

メディア媒体に飲食店がお金を払って記事にしてもらっている場合もありますが、先述したように掲載された記事を見た別メディアの関係者が新たに取材していることが多いものです。

以上のように、マスメディアを活用することで「信用度」と「集客力」がアップして、それら「継続する」という効果が生まれるというわけです。

 

マスメディア集客のデメリット

飲食店がマスメディアで紹介されることはビジネスにとって大きなメリットがありますが、一方でデメリットもあります。

 


1.過度の客入りと品質の低下

影響力のあるメディア媒体で取り上げられると、一時的に過度の客入りが発生します。
これは一見すると喜ばしい状況に見えますが、実際には店舗運営に悪影響を及ぼすことがあります。
例えば、キッチンやサービススタッフが準備不足のまま突然の客波に対応しきれず、サービスの質や料理の品質が低下する恐れがあります。

 


2.メディアイメージとのギャップ

メディアで絶賛された飲食店に対して、来店客の期待値が非常に高まります。
しかし、これが逆にハードルを上げて過ぎてしまい「期待を裏切られた・・・」と感じるお客様が出てくる可能性があります。

また、メディアでの紹介により、店舗のイメージが一定の方向に固定化されてしまうことがあります。
メニューやサービスを変更・向上させたくても、それがメディアで形成されたイメージと食い違うと、お客様からの反発を招く可能性があります。

 


3.一過性のブームとその後の落ち込み

影響力のあるメディア媒体で取り上げられた直後の飲食店は一時的にブームになりますが、一過性のブームが去った後、客足が落ち込む可能性があります。
その際、一時的な繁盛に慣れてしまった店舗運営が適切に対応できず、経営が厳しくなることもあります。

例えば、スタッフを雇い過ぎた、食材を仕入れ過ぎた、メニューを増やし過ぎた、席数を増やし過ぎた・・・などが考えられます。

そうならないように、客数が増えた時にしっかりとリピーターになっていただけるような仕組みを作っておくことが最も大切です。

ちなみに私たちが提供するレストラン★スターアプリであれば、来店客の多くをアプリ会員にして、その後のリピート率を大幅に向上させ、ファンを増やす仕組みを持っています。
「これからマスメディアを活用していこう!」などお考えであれば、再来店の仕組みを作れる会員証アプリを是非ご検討ください。

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    1システム概要の資料:飲食店公式アプリ作成サービス
     レストラン★スター

    飲食店向けオリジナルアプリ作成サービス レストランスター

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    内容
    • サービス概要
    • 機能①会員証をDX
    • 機能②ポイントカードをDX
    • 機能③リピート販促をDX
    • 機能④顧客管理をDX
    • 機能⑤アンケートをDX
    • 効果を最大化する3つのサポート
    • 運営会社(導入・開発の実績) etc.

    2販促事例の資料:アプリのQSCアンケートを活用した販促

    飲食店ロイヤルカスタマー育成 コンサルティングサービス紹介資料 アクティブ・メディア株式会社

    ダウンロード

    内容
    • QSCアンケート機能の特徴
    • 紙のアンケート・覆面調査との比較
    • 成功事例(日本酒原価酒蔵様)
    • アンケート機能の活用例
    • クーポン機能・分析データの活用例 etc.

    3アプリ導入インタビュー・事例集

    飲食店ロイヤルカスタマー育成 コンサルティングサービス紹介資料 アクティブ・メディア株式会社

    ダウンロード

    内容
    • FTG Company様
    • ステーキのあさくま様
    • 0秒レモンサワーⓇときわ亭様
    • クリエイティブプレイス様
    • スター食堂 様
    • 金剛園 様 etc.

    以上のように、マスメディアでの露出は一見魅力的に見えますが、実際には様々なデメリットが潜んでいるのです。
    これらを理解し、適切に対策を立てることで、長期的な成功へと繋げることが可能です。

     

    各メディア(テレビ・新聞・雑誌)の特長

    マスメディアといえばテレビ・新聞・雑誌などが挙げられますが、各メディアにはそれぞれ特長があり、影響力も異なります。
    本章では、それぞれを解説いたしますので、あなたが求める効果を得られそうなメディア媒体をしっかりと見極めて、取材を受けるかを判断する材料にしていただければ幸いです。

     


    テレビ

    テレビの特長と影響力

    【特長】

    テレビ取材の特長は「あなたの飲食店の魅力を映像で伝えることができること」と「集客効果が高いこと」だと言えます。

    また、テレビ取材を受けることでディレクターなどメディアとの繋がりを作ることができるのもメリットです。
    例えば、一度取材を受ければ、新店舗や新メニューをリリースした時にもう一度取材をしてもらいやすくなりますし、他の番組の取材も受けやすくもなります。

    【影響力】

    テレビの影響力はどれくらいか?というのは地域や時期、番組などによって異なりますが、一例を紹介します。

    テレビを視聴する人口は、関東地区で約3,800万人、関西地区で約1,790万人、中京地区で約980万人という調査データ(スイッチメディア調べ)があります。
    そのため例えば、あなたの飲食店の紹介が放送される番組の視聴率が1%だとすると、関東地区では約38万人が視聴するようなイメージです。

    あなたの飲食店がある地域のテレビ視聴人口と番組の平均視聴率から、おおよその影響力を予測できます。

     


    新聞

    新聞の特長と影響力

    【特長】

    新聞取材の一つの大きな特徴は「信頼性」です。
    テレビや雑誌とは異なり、新聞はその報道精度と信頼性で読者に評価されています。
    新聞に取り上げられることで、店舗の信用性が高まり、結果的により広い顧客層にアピールする機会が得られます。

    また、新聞は地元の住民だけでなく、観光客やビジネス客など、幅広い読者層に読まれています。
    そのため、新聞に掲載されることは、多様な顧客層へのアクセスを可能にします。

    【影響力】

    新聞の影響力も条件によって異なりますが、一例を紹介します。

    新聞の中で最大の発行部数がある読売新聞の場合は641万部(日本ABC協会、2023年4月)が発行されています。

     


    雑誌

    雑誌の特長と影響力

    【特長】

    雑誌取材の一つの大きな特長は「持続性」です。

    特に雑誌は同じ新聞という印刷媒体に比べて、読んでもらえる期間が長く、回し読みされやすいため、多く人に読まれる可能性が高いです。
    例えば、飲食店や理・美容室、病院、銀行など待ち時間が発生するような場所には雑誌が常設されていることが多いです。
    そして、雑誌の発売から1年経過しても、その雑誌を読んで来店してくれる方々がいるのです。
    特に地域を特集するような雑誌に掲載されると、その効果はさらに高まります。

    【影響力】

    雑誌の影響力も条件によって異なりますが、一例を紹介します。

    雑誌の中で最大の発行部数がある週刊文春の場合は48.9万部(印刷証明付き部数、2023年1~3月平均)が発行されています。

    また、飲食店の紹介が多い雑誌である「Hanako」の場合は6.3万部(印刷証明付き部数、2023年3月)の発行部数があり、「OZmagazine」の場合は7.9万部(印刷証明付き部数、2019年12月)の発行部数があります。

     

    マスメディア集客のコツ

    マスメディア媒体に取り上げられるには、話題性のある情報を提供することです。

    取材に来てもらうには「ニュース性」が求められます。
    対策として、社会の動向、流行など、飲食店と関係ないと思われる情報も頭に入れておくことが大事です。

    ファッションのトレンドを常にチェックするのもよいですし、社会現象となっているものからヒントを得るのもよいでしょう。

    新メニュー、新サービスの開発や設定には、他店と比べて何が違うのかを意識して取り組んでみてください。

    キャンペーンは特にそうで、季節や社会の動向に合わせた「最適の時期」を見逃さないようにしてください。

     

    そしてマスメディアへのアプローチですが、TV媒体へならば、まずは地元ローカルテレビやケーブルテレビに連絡をしてみましょう。

    地域は限定されますが取り上げられる可能性は高くなります。

    雑誌ならば地元タウン情報誌、エリア情報誌への情報提供から始めてみましょう。
    情報を記者に提供するビジネス文書「プレスリリース」を作りましょう。

    店舗の特徴やイベントなどの情報をまとめ、各社に直接送るのも良いですし、「プレスリリース配信サービス」を使ってプレスリリースを送信し接触を図るのも良いでしょう。

     

    以上のように、マスメディア集客は集客増加に高い効果を発揮します。

    チラシやDM、ホームページ作成をしても集客が増えずに悩んでいる飲食店様には、ぜひ挑戦していただきたい集客方法です。
    上手くTV、雑誌などを利用して、集客数アップを狙いましょう!

    今回は以上です。

    最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

    この記事を書いた人
    アクティブ・メディア株式会社 飲食店サポート事務局
    店舗公式アプリ作成サービスを通じて飲食店の顧客台帳経営と販促をサポート。 その内容が「Withコロナ時代の即戦力アプリ」、「最も飲食店経営に寄り添ったサービス」として農水省後援の外食産業貢献賞を受賞する等、飲食業界や公的機関から高く評価。 このコラムでは3,000店以上のサポート実績から得た独自ノウハウや事例を公開する等、飲食店経営に役立つ情報を発信している。