飲食店経営にアイドルタイムを有効活用し、活性化させるコツ
あなたの経営する飲食店ではアイドルタイムをどのように過ごしていますか?
この記事では、店舗を経営している限り必ず発生するアイドルタイムを有効活用し、活性化させるコツについて徹底解説します。
<この記事の目次>
5.飲食店経営にアイドルタイムを有効活用する
5-1.アイドルタイムにスタッフの教育に活用する
5-2.アイドルタイムにクリンリネスを実施する
5-3.アイドルタイムに新メニュー、サービス、キャンペーンを考案・準備する
6.アイドルタイムを活性化させる
6-1.ハッピーアワー
6-2.アイドルタイム限定メニュー
6-3.アイドルタイム限定で業態を変える
6-4.告知することが一番大事
目次
1.アイドルタイムとは
アイドルタイムとは、直訳すると「作業をしていない時間」とか「遊休時間」という意味になります。
一般的には、企業が生産しておらず労働力が無駄になってしまう時間のことや、休憩時間、手持ち時間、トラブルによる一時的に休業している状態を指します。
アイドルタイムを飲食店に当てはめると、お客様が来ないためやるべき仕事がない時間のことを指しますよね。
飲食店などの接客業をしているとアイドルタイムは当たり前ですが、世間的にはアイドルタイムを歌って踊る方のアイドル(IDOL)をイメージして「アイドルタイム=人気の時間帯」と勘違いしている人も少なからずいるそうです。
実際はアイドル(IDLE)で、自動車のアイドリング(車のエンジンをかけたまま何もしない状態)と一緒ですね。対義語はピークタイムとなります。
2.飲食店のアイドルタイムはいつ?
飲食店の客数が少なくなる時間帯、つまり暇になる時間帯であるアイドルタイムですが、業態によって時間帯は変わります。
13;00~15:00 → カフェ
15:00~17:00 → レストラン
17:00~19:00 → 居酒屋
ざっくりとですが上記のような時間帯がアイドルタイムになりやすいでしょう。
3.アイドルタイムのメリット
「アイドルタイム=飲食店の暇な時間」なので少ないにこしたことはありません。
しかし、考え方次第でアイドルタイムに以下のようなメリットが出てきます。
・スタッフの教育に活用する
・店内のクリンリネスを実施できる
・新メニュー、サービス、キャンペーンの考案時間や準備時間にできる
・アイドルタイム専用の販促を実施できる
などなど。
詳しくは第5~6章で紹介します。
4.アイドルタイムのデメリット
アイドルタイムのデメリットと言えば、やはり「コスト」でしょう。
アイドルタイム中は売上を生み出す仕事は行われないわけですから、テナント料・光熱費・人件費などの固定費が無駄に発生してしまっています。
こうしたアイドルタイム中に発生するコストを「アイドルコスト」と言います。
こうしたアイドルコストを有効活用したり、削減することは飲食店経営で重要度を増してきています。
5.飲食店経営にアイドルタイムを有効活用する
「アイドルタイム=飲食店の暇な時間」なので、アイドルタイムがある自体がデメリットであると考えもありますが、視点を変えればアイドルタイムを有効活用できた飲食店は他のライバルとなる飲食店に差をつけることが出来るという事です。
本章では、アイドルタイムのメリットとして有活用する方法を紹介します。
5-1.アイドルタイムにスタッフの教育に活用する
慢性的な人不足で悩んでいる飲食業界の今では、スタッフ一人一人の生産性が非常に大切になります。
しかし、多忙を極める飲食店ではスタッフに十分な教育が出来ない…と悩んでいる経営者様や店長様もとても多いです。
そこでアイドルタイムを活用しましょう。
全スタッフのQSC(クオリティ・サービス・クリンリネス)のレベルチェックを行い、一人一人のスキルを確認した上で教育することができます。
QSCのレベルチェックを行った上での教育となりますので、教育される側のスタッフの納得度も高くなります。
そして何より「お客様の少ない時間」で実施するので落ち着いた雰囲気で教育することができます。
例えば新人教育に力を入れたいのであれば、新人スタッフのシフトを出来る限りアイドルタイムに組み込んでしっかり教育することで短期間でレベルアップさせることも可能になりますでしょう。
新人スタッフに十分な教育が出来ていないと、自然と働き辛い環境になっていまします。
そうならないためにもアイドルタイムに丁寧で細かい教育をしてあげることで離職率の低下にも繋がります。
5-2.アイドルタイムにクリンリネスを実施する
アイドルタイムに店内を清潔にするクリンリネスを実施するようにしましょう。
逆に、アイドルタイムがなく常に忙しい飲食店は清掃する時間が限られてしまい、クリンリネスが行き届かなくなってしまう場合もあります。
飲食店ではクリンリネスは顧客満足度に非常に大きな影響を与えますので、アイドルタイムをチャンスに変えることができます。
『アイドルタイム=クリンリネスをする時間』という意識がスタッフ全体に広がれば、清潔な店内を維持することができます。
その結果、リピート率がアップしたり、良質な口コミが増えるなどの成果に繋がっていきます。
5-3.アイドルタイムに新メニュー、サービス、キャンペーンを考案・準備する
アイドルタイムはスタッフ全員に余裕が生まれる時間です。
そのタイミングを利用して、新しいメニュー・サービス・キャンペーンなどを考案することができます。
最も顧客の声を間近で聞いている現場スタッフの意見を取り入れることも出来ますので、経営者目線だけでなく顧客目線のアイディアが生まれやすくなります。
そして、考案した施策を実施する時の準備時間にアイドルタイムをあてることもできますよね。
6.アイドルタイムを活性化させる
飲食店だけに限らず店舗経営では「いかにして席効率をアップさせるか?」というのが非常に大切になります。
『アイドルタイムを活性化させる』つまり「いかに暇な時間を削減していくか?」ということです。
そのためには『アイドルタイム専用の販促を実施する』ことが効果的ですので本章で3つ具体策を紹介します。
6-1.ハッピーアワー
アイドルタイム専用の販促の代表的な例が『ハッピーアワー』ですよね。
アイドルタイムは本来、売上が発生せず無駄なコストがかかってしまった時間です。それならばいっそのことお客様にサービスして喜んでもらいましょう。
各業態のアイドルタイムに合わせたハッピーアワーを企画するようにします。
13;00~15:00 → カフェ
15:00~17:00 → レストラン
上記であれば、例えば「〇時以降のご来店で食後のドリンクを一杯無料にします!」などのハッピーアワーキャンペーンがオススメです。
ランチタイム後がアイドルタイムになる飲食店は、当然ながらランチ利用客が多いです。
ランチ利用客の中でも、自分の時間を自由に使える人もいるでしょう。
そのような人であれば「〇時以降がお得なら〇時にランチにしよう!」と考えハッピーアワーを喜んで活用してくれるでしょう。
そうすることで、ランチタイムに満席でお断りしてたお客様を取り込むことができたりなど、客数アップに繋がります。
また、ハッピーアワーが成功すれば、お店の前を通りかかった人に「このお店は夕方でも混んでて、いつも客がいるな。きっと美味しいお店なんだろう」と興味を持ってもらうことが出来、通りすがり来店客の増加も狙うことが出来るようになるでしょう。
17:00~19:00 → 居酒屋
居酒屋であれば、「17~19時はアルコールが全品割引」というハッピーアワーキャンペーンがオススメです。
ランチタイム後のハッピーアワーと同様に「お得になるなら早めに行こう!」と考える人もいますし、通りすがりの人に「早い時間でも混んでるな、自分も入ってみよう!」と考えて来店しくれる人も増えるでしょう。
6-2.アイドルタイム限定メニュー
客層に合わせてアイドルタイム限定のメニューを考えて実施することもオススメです。
例えば、住宅街にあるレストランやカフェなどの飲食店であれば主婦層をターゲットにして「デザートメニュー」などのアイドルタイム限定の特別メニューを提供します。
6-3.アイドルタイム限定で業態を変える
居酒屋を朝から営業しているも集客が難しい…
喫茶店を夜まで営業していても集客が難しい…
といったこともあるように、時間帯によって業態を変える飲食店も増えています。
例えば居酒屋でも下記のようなスケジュールで業態を変えています。
11:30~14:00 → 定食
14:00~17:00 → カフェ
17:00~22:00 → 居酒屋
こうすることで顧客の様々なニーズに応えることができ、アイドルタイムを活性化させることができます。
メニューブック・BGM・照明などで雰囲気を変えることで既存顧客にも新鮮な印象を与えることもできるでしょう。
6-4.告知することが一番大事
さて、ここまでアイドルタイムを活性化させる方法を紹介してきましたが、一番大事なるのは「〇時に当店を利用するとお得になりますよ」としっかりと告知することが大切です。
知られていなければ実施していないのと同じです。
A型看板やチラシなどを活用して知ってもえるよう努力しましょう。
私たちが提供する飲食店オリジナルアプリ作成サービス『レストランスター』では、アプリ会員にメッセージを配信して告知したり、アイドルタイム限定クーポンを発行するなどして告知しています。
その結果「アイドルタイムの削減に繋がった!」と多くの飲食店経営者様に喜んでいただいています。
私たちは3,000以上の店舗販促をサポートしている専門企業です。
✓アイドルタイムを活性化させたい!
✓客数や売上をアップしたい!
✓飲食店アプリについて詳しく知りたい!
とお考えであれば是非ご相談ください。
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この記事は以上です。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。