
自社アプリの開発方法は?外注すべき?失敗しないためには?など徹底解説(後編)
前回の記事では「自社アプリを開発をする前に知っておくべきこと」をお伝えしましたが、今回は「自社アプリを開発するためにはどうすれば良いか?」を具体的に紹介します。
目次
自社アプリを開発する目的と理由を明確化
自社アプリの開発する前に必ず考えておくべきなのが「目的」です。
開発した自社アプリのマーケティング効果を最大限引き出すためにも、開発前に目的をしっかりと検討しておく必要があります。
目的:自社アプリを通じてどのような素晴らしい未来を得たいか?
理由:なぜ、自社アプリが必要なのか?
以上の2点を念頭に置いて計画を立てておけば、開発過程において方向性がずれて迷走したり、当初の予定とは違う自社アプリができてしまった・・・などのトラブルも防ぐことができます。
そして、自社アプリを開発した後に、最初に計画した目的と理由が達成できているか?を計測できるように「数値化しやすい」自社アプリにしましょう。
例えば、自社アプリを開発する目的と理由が『お客様向け』だった場合は、以下のような数値を自社アプリで計測できるようにすると良いでしょう。
・目的「実店舗への来店者を増やしたい」→アプリ会員の来店数を数値化
・目的「新しいキャンペーンの利用を増やしたい」→クーポンの利用率を数値化
・目的「リピート率を向上させたい」→再来店する確率や頻度を数値化
・目的「お客様にもっと喜んでもらいたい」→アンケートを実施してQSCを数値化
以上のように、目的と理由を明確にした上で、具体策を考えていき必要な機能を実装させていくようなイメージです。
また、目的と理由を達成できる自社アプリにするためにはユーザーであるお客様の目線と実際に運用する現場スタッフの目線を忘れないようにしましょう。
せっかく自社アプリをインストールしてもらったのに使いにくい場合はすぐにアンインストールされて二度と利用してもらえなくなる可能性もあります。そして、現場スタッフが使いにくいと通常業務を優先してしまいお客様に自社アプリのインストールをオススメしなくなってしまう可能性もあります。
せっかく自社アプリを開発したのにサービスが現場に浸透しない・・・ということにならないように注意しましょう。
自社アプリに必要な機能をピックアップする
自社アプリを開発する目的と理由を明確化したら、それを達成するために必要な機能を実装させましょう。
例えば、私たちが提供する飲食店公式アプリ作成サービス『レストラン★スター』には以下の機能を持っています。
お客様向けのアプリ機能
・ポイントカード(スタンプカード)
・メッセージやクーポンのPUSH配信
・アンケート収集とQSC分析
・テイクアウトなどのモバイルオーダー
・通信販売
・投げ銭(チップ)
・サブスクリプション(定額制)サービス
・インターネット予約 etc.
飲食店向けのアプリ機能
・顧客データ管理
・販促データ管理
・SNS連携
・POSレジ連携 etc.
以上のように飲食店経営に必須となる機能を全て備えています。
このような機能の中から、あなたの飲食店で自社アプリを開発する目的と理由を達成することができる機能を前面に押し出すと良いでしょう。その時に、ユーザーであるお客様と現場スタッフの目線を常に意識しておくことが大事になります。
自社アプリを開発する2つの方法
自社アプリを開発する目的と理由を達成するための機能を考えた後は、具体的な開発方法について検討します。
自社アプリを開発する方法は『スクラッチ開発』と『ノーコード開発』の2つがあります。それぞれ順番に解説します。
1.スクラッチ開発
スクラッチ開発とは、ゼロの状態からプログラミングコードを書いてアプリを作っていく開発方法です。スクラッチ開発のメリットとデメリットは以下のようなものがあります。
メリット
・機能やデザインなど開発の自由度が高い
・開発後にユーザーのニーズに合わせた機能改善や拡張がしやすい
デメリット
・ゼロから開発するため6ヶ月~数年単位で開発期間を要するのが一般的
・数千万円以上の開発費用が必要など高額になる場合もある
・プログラミングに詳しい専任スタッフが必要になる
以上のように、自由度が高いため「他社にはない独自性のアプリを作りたい!」という要望があり資金力のある企業に向いているのがスクラッチ開発です。
2.ノーコード開発
ノーコード開発とは、プログラミングコードを書くことがなく、ツールを利用して自社アプリを作成する開発方法です。ノーコード開発のメリットとデメリットは以下のようなものがあります。
メリット
・専門的な開発知識や経験がなくても開発できる
・開発作業の負担を大幅に軽減できるので効率的
・専門性の高い人材を確保するための費用などを抑えられる
デメリット
・実装できる機能やサービスが限定される
・ツールの提供元がサービスを終了した場合、アプリの更新や維持ができなくなる
以上のように、ノーコード開発は多機能なアプリや複雑な動作をするアプリの開発には不向きなものの、「開発の期間やコストを抑えたい」という要望がある企業に向いています。
特に私たちが提供する飲食店公式アプリ作成サービス『レストラン★スター』であれば飲食店アプリに必要な機能は全て実装していますのでオススメです。
自社開発 or 外部発注?それぞれのメリット・デメリット
アプリは自社で開発する方法と、外部の専門会社に発注する方法の2つの選択肢があります。
本章では、それぞれのメリット・デメリットを解説します。
自社開発するメリット・デメリット
アプリを自社開発するメリットは開発技術を持った人材が社内にいるということですので、必要な機能やこだわりのデザインなどを調整しやすいことです。
そして、開発後もトラブル解消や追加修正などにスピーディーに対応することができます。
一方、デメリットはアプリ開発にはシステムエンジニア・デザイナー・プランナー・ディレクター・マーケティング担当者など様々な人材が必要になりますので、その確保が大変だというのがあります。
外部発注のメリット・デメリット
アプリを外部発注するメリットは、豊富な経験を持つ専門家による開発制度の高さです。
そして、アプリのストアへの登録申請手続きの代行やセキュリティの強化、リリース後の保守、運用サポートなどを提供している会社もありますので安心して使い続けることができるメリットがあります。
外部発注するデメリットは、開発後のコストが増大する可能性があるということです。
一般的に、アプリのバージョンアップや改修、バグの修正など様々な作業がリリース後に発生します。その作業費用が思ったよりも大きくなってしまう可能性もありますので、事前に確認しておくことをオススメします。
飲食店なら外部発注がオススメ
自社アプリは開発できる人材が社内にいるため何事にも柔軟でスピーディーな対応がとれるメリットがありますが、飲食店ではアプリ開発の専門チームを作るのはなかなか大変でしょう。
そう考えると外部発注の費用はかかってしまいますが「諸々を専門家に頼むことができる外部発注の方が飲食店には向いている」と言えます。
アプリ開発の外注先やツールを選定時の3つのポイント
自社アプリの開発を依頼する外注先やツールの選定ポイントは以下の3つとなります。
1.目的と理由を達成できそうか
まず一番大事になるのが、自社アプリを開発する目的と理由を達成できそうなツールであるかどうかです。
・開発したいアプリ機能が搭載できるか?
・マーケティングに役立つ分析機能を有しているか?
・分析はどれくらいのデータが収集できるか?
などを確認するようにしましょう。
2.サポート体制がしっかりしているか
次に大事になるのが、サポート体制がしっかりしているのかどうかです。
・アプリの開発前に具体的な計画を提案してくれるか?
・アプリの開発中の不明点を教えてくれるか?
・アプリの開発後はトラブル時にすぐに対応してくれるか?
など、サポート体制がしっかりしているのか確認をとりましょう。
3.サービスに見合った料金プランか
最後に忘れてはならないのが料金面です。
自社アプリを開発する方法やツールによって料金は様々ですので、サービスに見合った料金プランであるツールを選ぶようにしましょう。
また、サポート内容によって有償・無償が異なる場合も多いので、その点も事前に確認しておくことが大切です。
ただし、料金プランの安さばかりを考えてツールを選んでしまうのでは危険ですのでオススメできません。
システムに詳しくない人からするとアプリ開発の会社やツールはどれも大差がないように思うかもしれませんが実際は違います。
(例)
・開発前でも依頼された内容しか作成しない会社もあれば、クライアントが持つ要望やお悩みをしっかりと理解した上で具体的な提案をする会社もあります。
・開発後でも「アプリを開発しましたので、あとはご自由にお使いください」という会社もあれば、「アプリの効果をUPするお手伝いをします」というサポート体制が厚い会社もあります。
・セキュリティが強そうな会社とそうでない会社もあります。
・開発費は安いが保守や運用サポートの料金が高い場合もあります。
以上のように、料金だけを見ないで下調べをすることが重要になります。
実際にアプリ開発会社に見積もりを依頼する時に確認しておくことをオススメします。
分かりやすい判断方法としては、外注先の実績をチェックするのが良いでしょう。アプリの開発会社には得意とする分野がありますので、期待通りの成果を得るためにも、自社の業界にマッチする会社を選ぶようにします。
例えば飲食店のアプリを開発するのであれば飲食店に特化したサービスを提供している会社を選ぶようにしてください。
飲食店のアプリ開発や運用サポートの実績が豊富な会社であれば、あなたが自社アプリを通じて実現したいことのイメージが伝わりやすく、結果的に時間と費用を有効に活用することができるようになるでしょう。
ちなみに私たちが提供する『レストラン★スター』は、ツールを使って自社アプリを開発するサービスです。
飲食店に特化したアプリを開発して、その後にもアプリ会員の増加や販促代行サポートなど運用支援も行っております。
導入実績は3,000店以上、導入後の継続率も99.2%を維持しておりクライアントである飲食店様にも高く評価していただいております。
もしも貴社からご相談いただければ、豊富なアプリ開発と運用サポートの実績に基づいて具体策をご提案いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。
まとめ「飲食店が自社アプリを開発するなら専門企業への外部発注がオススメ」
自社アプリの開発について最後にまとめます。
自社アプリによる販促は『DXを促進できる』というメリットがあるため、飲食店を含めて多くの企業が注目するようになってきています。
開発方法にはスクラッチ開発とノーコード開発の2つの方法がありますが、基本的には開発費用の削減が期待できるノーコード開発が良いでしょう。
また、開発を自社で行うか外部発注するかの2つの選択肢がありますが、経験豊富で諸々を専門家に頼むことができる外部発注にした方が、結果的に手間も費用も少なくなります。
ということで、飲食店が自社アプリを開発するのであれば目的と理由を明確にした上で、ノーコードでの開発を外部発注することをオススメします。
ただし、自社アプリにはダウンロードしてもらうハードルが高い・開発費用が高額になる可能性もある・リリース後の運用が大変・・・といったデメリットもあります。
このようなデメリットを解消できるようなアプリ開発会社を選ぶようにしましょう。
アプリ開発会社を選ぶポイントは「飲食店への実績が豊富にあるか?」と「開発中だけでなくリリース後にもしっかりとサポートしてもらえるか?」という2点が重要です。
レストランスターを運営する私たちアクティブ・メディア株式会社は、ノーコード開発に対応した自社アプリ作成サービスを提供しています。
様々な業種に対応したアプリではなく飲食店に完全特化したアプリを開発し、リリース後にもダウンロード数の増加・販促代行・効果分析レポートなどの運用支援も行って二人三脚の形でサポートしております。
運用支援まで行っているアプリ開発会社は私たちだけであることもあり、圧倒的な実績数と豊富な独自ノウハウを持っています。
自社アプリの開発をご検討されている飲食店さまは、ぜひ私たちにご相談ください。実際の飲食店アプリの事例を交えて具体的なご提案をさせていただきます。
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また「飲食店の自社アプリの事例が知りたい!」という方は、導入インタビュー&事例集を公開しております。以下からお気軽にダウンロードしてご覧ください。
必要事項をご記入ください。
すぐに下記の詳細資料がダウンロードできます。
プライバシーポリシーをご確認、ご同意の上、「同意して送信」ボタンを押してください。
※アクティブ・メディア株式会社から最新のお知らせなどお送りすることがあります。
システム概要の資料:飲食店公式アプリ作成サービス
レストラン★スター
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- 内容
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- 飲食店 会員証アプリ5つの主要機能
- アプリ販促の具体策
- 飲食チェーン店の実際の販促事例
- アプリ運用のサポート内容
- 運営会社(導入・開発の実績) etc.
販促事例の資料:アプリのQSCアンケートを活用した販促
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- 内容
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- QSCアンケート機能の特徴
- 紙のアンケート・覆面調査との比較
- 成功事例(日本酒原価酒蔵様)
- アンケート機能の活用例
- クーポン機能・分析データの活用例 etc.
アプリ導入インタビュー・事例集
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- 内容
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- FTG Company様
- ステーキのあさくま様
- 0秒レモンサワーⓇときわ亭様
- クリエイティブプレイス様
- スター食堂 様
- 金剛園 様 etc.
それではこの記事は以上です。
あなたの飲食店経営のヒントに少しでもしていただける部分があれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。